第14話零氷渓谷
次にやって来た場所は先程の
例の如く
極寒の氷の世界を当たり前のように歩く
「此処を越えればもう少しで万年城[ミレニア]に着きますよ」
「成る程ね、人間じゃあ此処を越えるのはかなり厳しいからね」
そう言うと立ち止まり極寒の景色を眺める
「この地は
【死霊候】が楽しそうに語る、人間も含めて自分達以外生存する事が出来ない非生命生存圏の上で優越感に浸りながら
「常に青空の見えぬ暗雲の空、そして生命の耐えられぬ絶死の大地、正に我々に相応しい光景ですね」
人では僅かしか持たない零氷に閉ざされた渓谷を進みながら、何者にも侵されない自分達の領域を踏みしめながら、自分達の居城に向かって歩を進める
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