第3話 やっぱり

ブンッ・・・。

微かな音と共に貴方の肩がビクッと震えた。


見上げる瞳が潤みがちに光って。

やはり、私の大好きな表情になっていた。


姿は。

猫ちゃんのままだけど。


そう。

これは私が望んだ貴方の姿。


いくら。

ロボットでも。


貴方以外の人には。

抱かれたくないから。


だから。

猫ちゃんなら。


いいかな。

と。


私は。

思ったのでした。

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