第24話
5月下旬、土曜日。
気温は高くもなく低くもない過ごしやすい適温。天気は雲一つない快晴。天気予報でも雨の心配はないとされている。
今日の主役となる子供達は、朝起きてこの運動会日和の外の状況を把握して、さぞ高揚感に溢れたことだろう。
俺とは正反対だ。
プログラムに記載されているはじめの入場行進と開会式も終わり、遂にこれから運動会の本番といえる競技が始まろうとしている正にその頃。
「ハァ…」
俺は、意思とは裏腹にやって来た賑わう会場でただ一人、渾身のため息を吐いていた。
これ見よがしに飾り付けられた国旗や紅白の装飾の数々に、普通の授業でないことが嬉しいのか妙にテンションの高い生徒達。ただでさえ多い生徒数に加え、その保護者も応援に来ることから、明らかにグラウンドのキャパシティを超えている異常な人口密度の高さ。
情報量が多い、ウザイ、煩い、邪魔、暑い、面倒臭い、馬鹿馬鹿しい…理由を挙げたらキリがない。
気に入らない事ばかりだ。
そして、何より気に入らないのは…
「快ちゃーーーーーん!応援来たよー!頑張ってねーーーーー!」
「や、やめろ、テンマ…」
「こっちよ〜、快ちゃーん!」
「快っ!カメラを見ろ!カメラだ!!」
この通り、最も気に入らないのは俺の身内が数ある保護者の中で1番煩い事だ。
あれ程脅して痛めつけても嬉々として応援にやって来るテンマに、それを諌める銀次。
テンマに便乗して手を振る母親に、慣れないビデオカメラを構えて、まだ競技すら始まっていないのにカメラ目線を要求してくる父親。
控えめに言って、ぶっ殺したい。
両親と銀次は、常識の範疇だからまぁ良いだろう。テンマのせいで目立ってはいるが、やっている事は他の保護者と同じで普通だ。
だが、テンマ…あいつは軽く100回くらいは虫の息にしてやりたい。てか、してやる。
アイドルコンサートの猛烈ファンのように手作りのうちわを両手に持ち、遂にはそれを周囲に配り布教までしている。
「てか、何で一緒に居るんだ」
億歩譲って応援に来るのはまだ分かる。だが、何故ウチの両親と一緒のビニールシートに居るんだ。テンマはパン屋にうざい程来るから多少の面識があるのは分かるが、その息子の運動会の応援を共にする程の仲では無いはずだろ。銀次は…まぁ、巻き込まれたんだろうが。
クソっ、今すぐ詰めに行きたいが、あいにくもう少しで出番だしな。
「わー、あれ快くんのパパとママ?お兄ちゃんも居たの?2人も?」
あまりのテンマの騒ぎように遂には鶏にも目を付けられた。くそ、恥晒し過ぎる。テンマには切腹も追加だ。
「いや、他人だから気にするな。他所の快の事だろ」
「でも、こっち見てすごい手振ってるよ?うちわに快くんの顔写真もあるし。ね、みーちゃん??」
「う、うん」
鶏の言葉に気まずそうに頷くメガネ女児。俺の気持ちが分かるのかあまりそちらに目を向けないようにしている。
気遣ってくれているのは分かるが、その心遣いが逆に側から見ても恥晒しという何よりもの証明になってしまっている。
何とかしろ銀次。
——大丈夫だろうか
銀次は快のいる白組の応援席から感じる並々ならない殺気に全身を震わせていた。それと同時に猛烈に心配が込み上げてくる。
「なぁ、本当に快が応援に来て良いって言ったんだよな?なんだか嫌な予感がするんだが」
不安の種となっているテンマに声を掛けると、テンマはうちわを配る手を止め気まずそうに答えた。
「うーん、どうだったかな〜。言ったと思うよ。快ちゃん、ツンデレだから、あんまりはっきりとは言ってなかったと思うけど…」
昨日のバイト終わりに聞いた感じとまるで反応が違う。テンマの言葉に対する銀次の答えは早かった。
「よし、帰ろう。今すぐだ」
何か隠している。それはすぐに分かった。
テンマの腕を掴み、すぐに帰宅させようとする銀次。ずっと変だとは思っていた。あの快が運動会に来ることを許可するなんて明らかにおかしい。
「嫌だ嫌だ嫌だ!絶対見る、見たいのー!」
テンマはビニールシートの端を掴んで、断固として帰ろうとしない。
この反応を見て更に確信する。快は応援に来ることを良しとしてない。
「見たい気持ちは分かるが、無断で来るなんて本気で殺されるぞ!対面する前に速やかに帰ろう!!」
「ふふっ、何言ってるの銀ちゃん。もう来てしまった時点で、散々な目に合う事は確定しているんだよ。僕がその覚悟をして来てないと思う?」
何か悟ったように語るテンマに、銀次は冷たく言葉を返した。
「俺はその覚悟をして来る間もなく連れてこられたんだが?」
あの快が「俺は知らなかった」と弁明して許してくれるだろうか。いや、まず間違いなく連帯責任と言うだろう。
テンマもその事が分かっているのか気まずそうに謝った。
「……ご、ごめん。で、でも、もう来ちゃった訳だしさ。だから最後まで居よ?どうせ、お仕置きは変わらないんだしさ…」
「いや、俺は帰る」
何とか銀次を引き留めようと言葉を尽くすが、銀次の意思は固かった。
「俺は、傷の浅い内に帰らせてもらう。今なら半殺しくらいで済むかもしれない」
そう言い残し、帰路に着こうとする銀次を、今度はテンマが腕を掴んで引き留める。
「待って!多分快ちゃんは、銀ちゃんに僕を抑えろって思ってるよ!今、僕一人だけ残して帰ったらもっと酷いことになるよ!!」
「おい、卑怯だぞテンマ。自分を脅しに使うなんて」
「脅しじゃないもん!事実だもん!」
「ック!」
銀次は開き直ったテンマの言葉に歯噛みし、白組の応援席の方に目を向ける。そして、変わらず伝わってくるプレッシャーという名の強烈な殺気。
確かに一理ある。今帰ったらもっと酷い目に合うかもしれない。
「…ハァ」
納得というより、渋々といった形でビニールシートの上に再度腰を下ろす銀次。それを見て、テンマは笑みを浮かべて肩を叩いた。
「まぁまぁ!切り替えて楽しもうよ!こんなのもう二度と見れないかもよ?来年は絶対見させてくれないと思うもん」
「……あぁ、そうだな」
銀次の興味は既に運動会にはない。そもそも、元より普通の小学生が快に徒競走やらで勝てると考えていない。オリンピック選手を連れて来たって役不足なのだ。
今考えているのはただ一つ。どうしたらこれ以上、快の不興を買わないか。手違いとはいえ来てしまった以上、責任を果たさなければならない。
「まず、出来る限りうちわを回収するだろう。それと、テンマの髪も目立つから声くらいは抑えさせよう。それと…」
やるべきタスクがどんどん埋まっていき、あっという間に銀次のプログラムが出来上がった。
——まだ終わらないのか
プログラムを眺め、進行度合いを確認しボソリと呟く。思いの外、進行が遅れているのか予定の時間よりも大分押している。終わるのがいつになることやら。
出番じゃないとやる事が無くて退屈なのだ。まぁ、その分マナ操作の鍛錬に当てられている訳だが、いかんせん周りが騒がし過ぎる。
単なる雑音であれば集中も出来るが、ピンポイントに話しかけられるとどうも操作が鈍ってしまう。
「ねぇ!あたし1番だった!すごい?すごいでしょ?」
既に終わった競技である100メートル走の結果を延々と自慢してくる鶏。かれこれ、無視して10分は経っているが、この粘りようだ。一言褒めない限りは引き下がりそうにない。
「あぁ、相変わらず凄い剣幕だったな。人でも殺せそうな勢いだった」
「剣幕?」
剣幕の意味が分からないのか、首を傾げる鶏。去年のシャトルランの時然り、顔がヤバかったという意味なのだがうまく伝わっていないようだ。
「とりあえず凄いってことだ。な?」
「う、うん。凄い速かったね!」
鶏と違い剣幕の意味をしっかりと理解しているだろうに、それとなくフォローするメガネ女児。
そういう優しさもあるよな。俺のははっきり言う優しさだ。うん、バランスがいい。
「へへっ!そっか!!すごいよね!白組の点になったんだもん!」
えっへんと無駄に誇らしげにする鶏を一瞥し、運営陣近くにある得点板の方を見る。
視力を強化しているおかげですぐ近くにあるように鮮明に視える。やはり便利だ。
「お前一人が徒競走で1番になっても、白組は負けてるけどな」
「えぇーー、なんで!さっきは勝ってたのに!それに、快くんだって1番だったし、みーちゃんだって2番だったじゃん!おかしい!おかしいよ!!」
気持ちは分からなくもないが、この結果は別におかしくない。さっきやってた低学年の玉入れは、白組が壊滅的にセンスが無かったからな。
「うるさいから騒ぐな。個人競技の点数なんてたかがしれてるんだ。優秀な奴がいくら1位を連発しようが団体競技一つに負ければ、帳消しにされる。運動会なんて所詮そんなもんだ」
「えぇ〜じゃあ、勝てないの?快くん居ても?」
こいつは俺を何だと思ってるんだ。スキル持ちとは知らない筈だよな?知らないのに本気でどうにかなると思ってるのか?さすが、お花畑だな。
「さぁな、いくら俺が優秀でも味方が無能だと勝敗は分からん。足を引っ張られるくらいならまだカバー出来るが、この様子を見る限りだと、足を千切られかねない程の無能揃いだ」
「む、無能…」
俺の正直過ぎる物言いに、メガネ女児は些か引いているようだが、事実その通りなのだから仕方ない。
今目の前で繰り広げられている競技にしろ、これまでの競技にしろ、本当に均等に分けられているのか疑うくらいには能力が偏っている。
入学して間もない低学年の能力を均等に分けろとまでは言わないが、中学年、高学年はもう少し考える余地はあっただろう。どうやら、教師も無能揃いらしい。
個人競技の上位比率は赤組が高いし、団体競技もその比率通り赤の方の勝率が高い。
辛うじて点差が開き過ぎないのは、ちょいちょい個人競技などで優秀な奴がいるからだろう。だが、それも時間の問題だ。
午前の部の中盤でこれなのだから、後半は点数の高いリレー等も控えているのだからその差はもっと大きくなるだろう。
「やだ…やだよぉ…負けたくないよぉ」
「あ、あーちゃん」
俺の発言とじわじわと開いていく点差に、勝ち目が薄いことを理解したのか、鶏は顔を歪めて泣き出す。
涙を堪えようとしているようだが、メガネ女児が背中を摩ると目尻からポロポロと涙が溢れ出した。
よくもまぁ、運動会ごときでそんなに感情移入できる。羨ましい限りだな。鶏の目にはさぞ世界が感動で溢れているんだろうな。
「ほ…ほんとに勝てない…?」
何を期待しているのか鶏が俺に再度確認をとってくるが、俺の答えは変わらない。
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方であるって何処ぞの英雄も言ってたからな。諦めろ。たかが運動会だ。いっそ個人競技と割り切れ」
「うぅ…うわぁぁ」
楽しくなる未来が見えないものに興味はない。強化された俺の身体能力では、この運動会はどこまでいってもおままごとだ。
俺は自分が楽しければ、他はどうでも良い。鶏が泣いたからと言って、誰かの為に頑張るとかそういうのは俺らしくないし、やる気もない。
まぁ、負けるのは嫌いだが、団体で負けたからと言って、俺の負けになるとまで考えられる程想像力豊かじゃない。事実、個人競技では負けてない訳だし。
「…」
メガネ女児は、更に泣き出した鶏の背中を摩りながら目で何かを訴えてくる。だが、俺は無視してそっぽを向く。
別に俺が泣かせたわけじゃない。泣かせたのは無能なその他大勢だ。なんなら、俺はしっかり1位をとって白組に貢献している。
「…仕方ないよ。あーちゃん」
メガネ女児は、鶏に声をかけ慰める。
そうだ。そうやって慰めて、早く泣き止ませろ。うるさいからな。
「あーちゃん。泣かないで…」
「…」
「無理なものは無理なんだよ」
「…」
「快くんにだって無理なことがあるんだよ」
「あ?」
メガネ女児の聞き捨てならない言葉に思わず声が漏れ出てしまう。
いや、気のせいだ。そんなはずない。あの大人しいメガネ女児がまさかな。
「いくら、勉強も運動も出来るからって、快くんだって万能じゃないんだよ」
俺の漏れ出た声も耳に入っている筈なのに、そのまま俺を言い分に鶏を慰め続けるメガネ女児。
「何処かの天才軍師は圧倒的に兵力が劣る中でも、味方の無能さもカバーして軍勢を撤退させたけど…」
「…」
「流石に偉人と比べちゃうのはね…快くんにだって酷な話だよ」
まさかと思って聞いていれば、やっぱりコイツ俺を煽ってるよな?
俺を口実に泣き止ませるのかと思えば、俺を諸葛孔明とでも比べて、俺の前向き発言でも引き出させるつもりか?
「おい、煽りメガネ」
引き合いに出した俺からの呼び掛けに肩をビクッとさせて、ゆっくり顔を向ける。
「…あ、煽りメガネ…な、な、ななななな何のこと?」
俺の顔色を伺い吃りながら応える煽りメガネ。図星をつかれて動揺しているのだろうが、怯え過ぎだ。
こんなんでよく煽ったもんだな。見かけに寄らず意外と強かなのかと思ったら、見た目通り中身はビビリじゃないか。
「明らかに煽っていただろう。俺と同じように偉人まで引用して」
「…そ、そそそそんなことないよ。たたまたまだよ?!」
「へー、無意識に煽るなんて、随分いい性格してるなー」
「…あ、ああぁたまたま本で読んで知ってて!!!!快くんの言い方が、か、カッコよかったから真似しちゃっただけで!!ご、ごめんね!!」
どうやらこの様子を見る限り、最後まで嘘を突き通すつもりらしいが、煽る才能はあっても取り繕う才能は皆無だな。
「動揺が表に出過ぎだ。それじゃ煽ってましたと白状するのとなんら変わらん」
「うぅ…ごめんなさい。でも、快くんが出来るって言ってくれれば、あーちゃんも泣き止んでくれると思って…」
俺の指摘についに観念したのか、認めるように謝罪をするメガネ女児。
変わらず大泣きしている鶏につられたのか、俺に責められたと思っているのか、目尻には涙が溜まっている。
「…快くんは少し意地悪だけど凄いんだよって、あーちゃんクラス替えしてすぐの時嬉しそうにずっと言ってたから…」
「…」
「最初はあーちゃんよく話盛るし、大袈裟な話だと思って聞いてたけど、隣の席になってみて直ぐに嘘じゃないって分かった。勉強も運動もいつも1番で、本当に苦手な事なんて無いんじゃないかって。意地悪ってのは予想以上だったけど…」
「…」
「多分、あーちゃんの中で快くんってヒーローみたいになってて…私も凄い人って思ってて…でもそのイメージを壊すみたいに…あんな風に無理とか諦めろとか容赦無く言うから。つい…ごめんなさい…うぅ」
泣くのを堪えながら話される衝撃の話に思わず黙ってしまう。
俺の容赦ない言葉を意地悪程度で済ますメンタルに加え、英雄視までしているとは恐ろしいお花畑度合いだ。都合の悪いことは忘れる…流石鶏だ。
「うぅ…えぇぇん…ごめんなさい、いくら何でもできる快くんでも一人で運動会に勝てるわけないのに…嫌なこと言って…うぅ」
今頃になって、自己嫌悪に苛まれたのか鶏と共鳴するように泣き出すメガネ女児。堪えていたのもあり、その勢いは凄まじい。
コイツもコイツで恐ろしいな。さっきのは故意にでも、今は完全に無意識に煽っている。
煽られたのなんて、テンマとの初戦以来だな。他の強面共ですら、舐めることはあっても煽ることなんて無かったのに。そういう意味ではある意味逸材といえる。
「やってやるよ」
「…え?」
俺から発された言葉に唖然とするメガネ女児。鶏も大泣きしていたのが嘘のように、ピタリと泣き止みこちらを向く。
「だから、お望み通り勝たせてやるって言ってるんだよ」
「…で、出来るの?」
「元より出来ないとは言っていない」
依然呆然とするメガネ女児に対し、鶏はもう勝利したかのような笑みを浮かべる。
おい、さっきのは嘘泣きか?
「ふふん!みーちゃん!快くんが出来ると言ったら出来るんだよ!この快くんに任せなよ!」
何故、自分の事のように胸を張れるのかは甚だ疑問だが、まぁいい。メガネ女児の口車に乗るようで癪だがやってやる。
「で、でもどうして急に…」
元気を取り戻し煩くなった鶏を他所に、俺が急にやる気を出した理由が気になるのか、メガネ女児は不思議そうに尋ねてくる。
「この運動会の勝敗なんて今でもどうでも良いと思ってる。だが、俺が昔の偉人とされている奴よりも劣っていると思われるのは癪だし、出来ないと決めつけられるのはもっと嫌いだ。良かったな?これでお前の思惑通りだ」
「うぅ、でも、どうやって勝つの?運動会は戦争とは違うでしょ?点数があるんだもん」
どうしての後は、どうやってか。
確かに戦争とは違い運動会には明確な点数がある。死傷者を出さずに次に備える事が出来れば御の字の戦争とは、そもそもの勝利条件が違う。
そして、戦争などの命のやり取りがあるような終始超緊張の中にある状況とも違い、精神的に追い詰められたりもしない分、余程の事がなければ番狂せ等は起こらない。
能力の差が明確になった今、既に戦略云々でどうにかなるような状況ではない。子供の思考を正確に読み取り利用するなんて、流石の諸葛孔明でもお手上げの局面だろう。
まぁ、だから何だという話だが。
「そんなの正面から勝つに決まってるだろ。戦略なんてのは、所詮力不足を補う為のものだ。俺より無能しか居ないこの場でそんな策を弄するだけ時間の無駄だ」
「え、えぇ…」
露骨に大丈夫かと言いたげな表情をしているが、問題ない。俺は勝つと言ったら勝つ。
「よく見てろ。一騎当千とはどういうことを言うのかしかと教えてやる」
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