第4話 SNSへの恥辱写真投稿の強要
よく見ると彼の股間の部分は全身タイツでは吸収しきれなかった精液が全身タイツの上に履かされている黒タイツ、レオタードにまで染み出てしまい、ぐちょぐちょになっていた。
彼はディルドの振動に悶えながら、足をがくがく震わせてなんとかその場に立ち上がった。
ドローンのタブレット端末の画面はすでに切り替わっていた。
しかし画面に映された映像は彼をさらに辱めた。
そこには今まで撮影された着ぐるみの彼の姿が何枚も映し出されていた。
しかも恥辱的なポーズをとらされた、さきほどの忌々しい写真撮影会の時のものだ。
彼はマスクの中で顔を真っ赤に、怒りで猿轡を噛みしめた。
「あと30ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。あと30ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。」
ドローンからは繰り返し機械音声が流れる。
(30ポイント?精算?写真を選ぶ?なにを馬鹿げたことを言っているんだ!)
「むぐぅぅ!むぅむぅ!!!」
彼は今まで受けた仕打ちや辱めから抗議したが猿轡で喋れないため何を言っているのかわからない。
ドローンの指示を無視しているとまたディルドが強烈に振動する。
「んぐぅぅ!?うぐぅぅ!!」
「あと35ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。あと35ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。」
警告を無視したせいなのかポイントが5も増えている。
ディルドの刺激に足をふらつかせながらもドローンのタブレット端末の画面を見た。
やはり恥ずかしい姿の写真で埋め尽くされている。
怒りまかせて適当に写真を選んだ。
その瞬間タブレット端末の画面が切り替わり、あるSNSのホーム画面に切り替わった。
そしてあろうことか先ほど選んだ写真が投稿されてしまったのだ!
それは彼がM字開脚させられた時の写真。
こんな着ぐるみ姿の恥辱的な写真がSNSを通じて全世界に知られてしまう。
彼は恥辱や恐怖、焦りといった色々な感情が入り混じり頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。
再びドローンのタブレット端末の画面は切り替わり、恥ずかしい撮影会の写真たちが映し出される。
「あと34ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。あと34ポイントの精算が必要です。写真を選んでください。」
もしかしてあと34枚も、こんな恥ずかしい写真をSNSに投稿しなければいけないのか?
彼は怒りに打ち震えながらも今はドローンの指示に従い、自分の忌々しい破廉恥な姿の写真をSNSに投稿しなければならなかった。
無視するとまた肛門のディルドにより刺激させられるだけではなく、写真の投稿枚数が加算される。
なるべく恥ずかしくない写真を選ぼうとしてもそんなものはない。
今の自分の異様なまでに恥辱的な着ぐるみ姿。
よく見ると長時間着ぐるみを着せられているせいで、脇に汗染みができている。
首筋のファーにはマスクから漏れた涎がべたべたに染みついている。
女性の着ぐるみを着ているのにもかかわらず、それにミスマッチな膨らんだ股間、絶頂による精液の汚らわしい染みができている。
そんな姿でのお尻を突き出して挑発しているような写真。
股間とお尻の穴を手で刺激して自慰しているような写真。
ディルドに刺激され、のたうち回り絶頂させられたときの写真。
どれも自分の意志とかけ離れたものばかりだ。
(くそ…くそ!くそ!)
写真を投稿するたびに恥辱心と怒りがこみあげてくる。
ディルドの刺激から逃れるために無理強いされているとはいえ、自分からこんな破廉恥で変態的な写真をSNSを通じて世界に発信している。
なんとか残りのポイント分写真を投稿し終えた。
「ポイントを精算しました。投稿を確認してください。ポイントを精算しました。投稿を確認してください。」
再びドローンのタブレット端末にSNSのページが表示される。
まさかまたこの恥辱的な写真たちを見せられるのか?
彼は憤りを感じながらもペナルティと肛門のディルドの刺激を恐れ、指をプルプル震わせながら投稿内容を確認する。
まだ投稿から時間がそれほどたっていないのにすでに閲覧数が100を超えてしまっている。
不特定多数の人の目に晒されてしまった。
こんな変態的な行為をしている自分を。
しかもSNSの共有機能によりこの投稿が他のユーザーによって拡散されしまっている。さらに閲覧数が増えていく。さらに恥辱が増していく。
しかし彼はそんな現実を受け入れることしかできない。
中には投稿にコメントがついている。
「すばらしい!とても性的な写真だ!あなたの写真がもっと見たいです!」
そんなコメントを見て彼は嫌悪感に震えた。
自分が性的な対象として見られているからだ。
こんな写真消してやる!そう思い彼は罰を恐れず投稿を削除しようとした。
しかし消去ボタンを押しても投稿が消えない。
それどころか先ほどのコメントに勝手に返信が送られてしまう。
「私の写真を見てくれてありがとう!これからもあなたを満足させる投稿を続けていくね♪応援よろしくね♡」
自分の今の状況からかけ離れたコメントだ。
(本当はこんなこと思ってない!無理やりこんなことさせられて恥ずかしいんだ!助けて欲しい!)
本当の気持ちを投稿しようとしても操作は受け付けない。
彼は絶望と恥辱を感じながらも、どんどん閲覧数が増えていく恥辱まみれの写真の投稿を確認しなければならなかった。
「投稿内容の確認が終りました。投稿内容の確認が終りました」
ドローンは部屋から出て行った。
やっとペナルティが終った。
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