第2話 屈辱の体勢
あれから2時間がたった。
未だに彼は着ぐるみに囚われている。
全身汗まみれだし、股間の部分は性液まみれになっていた。
マスクの中は涎まみれで、その涎はマスクから漏れ出し、首筋のタイツにまで染み出ていた。
あの後も彼は肛門のディルドに刺激され、絶頂させられた。
今の電光掲示板の数字は8。
8になった時、掲示板から「ペナルティを追加します!」という警告音声とともに、部屋にドローンが入ってきた。
そして彼の首にもこもこのファーが追加された。
これも鍵で施錠されていて取り外すことができない。
バニーガールの衣装に可愛いらしいファーのミスマッチ感がさらに彼の羞恥心を煽る。
彼はいろいろな方法でディルドの振動が止まる方法を模索していた。
座ったり、床に寄りかかったり、少しでもよろけたり、楽な体勢を選ぼうとするとディルドによって前立腺を刺激される。
鏡の前に立つと振動が弱まる。そして鏡の方を向くとさらに弱まる。
鏡の前で色んなポーズを試す。その度肛門のディルドで前立腺をぐりぐり刺激される。
どうやら鏡に向けてお尻を突き出すポーズをとると一番ディルドの振動が小さくなる。
しかし振動が完全に止まるわけではなく。
未だに不定期に振動する。
目をつむると振動が強まる。
つまり鏡に映った屈辱的な着ぐるみバニーガールにされた自分の姿を見続けなければならない。
お尻につけられた尻尾のファーがさらに彼の羞恥心を煽る。
そして気づいたことがもう一つ。
鏡の上の方にも電光掲示板があった。
数字は初めは5:00であったが今は4:01と表示されている。
鏡の前でお尻を突き出したポーズをとっている時間だけ数字が減っていく。
4:00になったとき「あと4時間です。あと4時間です」というアナウンスが流れた。
(もしかしてあと4時間すれば解放されるのか?こんな恰好であと4時間も?)
しかしこの体勢は屈辱的である以上にかなり体に負担がかかる。
そのうえ肛門のディルドに前立腺を押し付けることになりいくら振動が弱まるとはいえ刺激されることに変わりはない。
くわえて男性では履いたこともない、女性でも中々履かないような高さのハイヒールを履かれている。
(はぁ…はぁ…あっ!)
彼はバランスを崩し転んでしまう。
そして肛門のディルドに刺激される。
絶頂させられる。
何とか体勢を立て直し鏡にお尻を突き出し恥辱を味あわされる。
最悪の悪循環だった。
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