第5話 謎解きゲーム②

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支配人「皆様にはこの紙の中に隠れた'え'から始まる言葉を探していただきます」



~残り30秒~クリア者46名 不正解者149名




ミオ「え...え...えから......」


出口にできる列は無くなりミオが答えを打つ番になった。


ミオ「答えは...これよ!」


答えを'L'と入力、この答えは...





不正解だった。





ミオ「ごめんケイ...」



ケイ「仕方ない。プレッシャーの中よく頑張ってくれた」



支配人「えー、不正解でこの場に残っている154名の皆様の中でお1人で参加している42人はここで脱落ですので広間から出ていって下さい。残りの112名の方にはもう一度チャンスを与えます。制限時間10分と回答権を1回、そしてヒントもお伝えします。ただもしそれでも解けなかった場合、別室のペアは高圧電流により死ぬ事になります」


ケイ「高圧電流だと...この腕時計か! どれだけ外そうとしてもびくともしない!」


支配人「参加しないのも結構です。その場合自分自身の脱落だけで別室のペアは3日目からもゲームに参加できます。もし参加されない人は今お1人で参加されてた人と一緒に広間から出ていってください」




ミオはケイの言葉を思い出す・・


ケイ(無理そうだと思えばすぐに自分から脱落してほしい)



考えた結果、ミオは広間を出ていった。自分の命がかかっているならまだしも、ケイの命を危険に晒す事ができなかったのだ。


それを受けてケイもスタッフから腕時計を外され部屋から出される


大広間前に出るとそこには大勢の人がいた。

ゲームに参加してない人もモニターから広間の中が見れるようになっていたらしい



アユ「このバカ! なんで解けないのよ!」 


ミオ「本当にごめん...」


ケイ「おいやめろ! 何怒鳴ってんだ!」


アユ「ミオのせいで1人減ったんだぞ!」


ケイ「仕方ないだろ、お前も解けたのか?」


アユ「それは...」


ケイ「ならミオに文句言う資格はねぇだろ」


アユ「チェッ...ケイは解けたの?」


ケイ「俺は分かった」


ミオ「え!? どうやって解いたの?」


ケイ「この後分かる、多分出されるヒントは、問題を紙じゃなくスクリーンに映すはずだ」


話を遮るようにモニターから音声が流れ出す


支配人「それでは延長戦の10分間スタートです。ヒントとして、問題を紙では無くスクリーンに映します」


ミオ「本当だ! なんで?」


巨大な紙が床に落とされスクリーンに問題が映される。そこには



アユ「あ!!!」

ミオ「あ!!! そんな...残ってれば解けた」


パソコンの画面をスクリーンに映した問題

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ミオ「ごめんケイ、残るべきだった」


ケイ「いいんだ。俺の為だったんだろ」



tttと言う言葉はダミーで、正解はエンターだった。パソコンだと改行マークは残ったままになるが印刷した瞬間にそれは忽然と消える...



広間に残った85人は2人を除き全員正解


クリア総数266 脱落者73名(死亡者2人)


残り331人

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