第7話 刺客
「スキルは脳科学の延長線上で発見されました。脳は昔からパンドラの箱でしたがとある科学者の手記によってかなり研究が進みました。
しかしながら、スキルの研究は独占してしまうとかなり危険だと判断された為、国連で新たな国を作り、そこで世界各地の科学者が集まってできたのがチェイル王国ということです。」
「なあ、その脳科学者の名前って「タマさん少し待ってください」どうしたんだ?」
しかし、返事がない。かと思ったら、急に少し焦燥を含んだ声で話し始めた。
「すみませんタマさん。ゆっくり出来る時間がなくなりました。半径10キロメートル以内に敵が入り込んでます。」
「ごめんもうちょっと説明欲しいかな?」
「分かりました。しかし早めにこの場から離れたいので歩きながら説明します。」
そして階段を降り建物の外へ歩いて行くのだった。
◇◆◇
「まず、あの連中が狙っているのは私の記憶です。私が作られて1400年間の出来事がある程度残っています。」
外へ出てある程度歩いたところでココロはそう話し始めた。
「それよりまず敵の正体を知りたいんだが」
「あっ!そうでしたね、狙ってきてるのは大きく分けて2つ、教団と先ほど話したチェイル王国です。」
「ん?チェイル王国はわかったけどなんで教団からも追われているんだ?」
「それは昔、教団の不正な取引を見たからですね。まあそれだけではないのですが…前々から少し気になっていて調べまくっていたらそんな現場に居合わせてしまって…」
「なるほど、だいたい事情はわかった。それじゃあどこか行くあてはあるの?」
「ここから一週間ぐらいのところにここと同じように放棄された町があるのでそこに向かいます」
「一週間?!じゃあその間の食べ物はどうするの?」
「今の人類はエネルギー消費量が最低限になるように効率化されてますから余裕でもつと思いますけど」
そっか、、通りで森歩いてきたときにサワガニ食べたのって無駄だったんだー、あの食べようとした覚悟は一体?orz
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追記
ココロ有能にしすぎた:(;゙゚'ω゚'):
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