第5話 ガキままでいい

「どう、してだ……」


 放心状態。


 そんな生温いもんじゃない。


 そうなるには、十分すぎる理由だ……。


 親父がセルアの安楽死勧めて、お袋はそれを止めようとしない。受け入れているからだ。


 そしてオレは知っていた。


 親父がそう言うって、二人がそう判断するって。


 親として、大人として、その両方の立場を持って、この究極の選択をするって。


 ―――知っていた。


 けど……頭ん中では分かってても……心じゃわからなかったんだ。


 いや、違う……オレは—――拒絶したんだ。親父とお袋がそんなこと言うわけないって否定したかった。


 だからオレは、声を振り絞った。体が追い付かなくて、無理矢理にでもそうさせた。結果、囁きにも満たない声量で。


 ―――理由を求めた。


「親父……オレは不慮の事故にも合ってねぇし……病にも犯されてねぇ……。セルアを助ける可能性まだ、残ってんだよ……。それなのに、あんな……あんな残酷な決断すんのは、ありえねぇよ……考えらんねぇよ……。どうして、あんなこと言ったんだよ……」


「…………」


 だが、親父からは理由を聞くことはできなかった。オレは再び理由を求める、お袋へと。


「お袋……お袋はセルアがオレの幸せ願ってるって言ったけど、オレの幸せはセルアが生きていること以外ないんだ……。セルアが死んだらオレの幸せは消えちまうし、それは親父とお袋も同じだろ? みんな不幸だ……誰も幸せになんかならねぇ……。それが分かってんのに、どうしてお袋はセルアの死を受け入れたんだ……なぁ、教えてよ……」


「…………」


 やはりお袋からも、理由を聞くことはできなかった。


 黙ってちゃ、何も分かんねぇよ……。そう思ったが、オレは妹の安楽死を撤回すべく行動する。


「親父、お袋……オレたちが幸せになるためにも、オレが必死に頑張るから、いや、親父とお袋も協力してくれれば、そうすればオレたち家族ならきっと、セルアを助けることだって―――」





「―――それじゃあ、アルセ。セルアがもし、『死にたい』って言ったら、お前はどうするんだ」





 今まで無言だった親父が、ようやく口を開いた。


 最初に頭に思い浮かんだのは、「今さらかよ」……じゃなく―――「意味不明」だった。


「セルアが……死にたい? はっ……? そんなこと言うわけないだろ……なに、訳わかんねぇこと言ってんだよ……」


「もし、お前の言う通りセルア治療費を払えるようになったとする。……でも、セルアが『魔力循環装置』に閉じ込められたままで、不自由なのは変わらないし、自分の容態が回復する見込みがないどころか、セルアの容態が今以上に悪化する可能性だってある。それこそ『魔力循環装置』では、抑えきれないほどに……」


「直結してねぇーよ!! そんなんでセルアが、『死にたい』なんて言うわけねぇだろ!!」


 セルアはそんな弱いヤツじゃない。


 例えそうなったとしても、セルアは自分から死を望んだりしない。


 最後まで―――足掻き続ける。


 オレは良く知ってる、セルアの諦めの悪さを。


 それはオレも、そうだから……。


「違う。無論、そんなこと俺にだって知ってる。……俺が言いたいのは、アルセ、お前の苦しみ姿をセルアは見続けることになるってことだ」


「オレが苦しむ……? しかも、それをセルアに……? そんなわけねぇだろ! なんで……なんでオレが苦しむってなるんだよ!」


「アルセ、人間ってのは完璧じゃないんだ。いくらお前が【神童】と呼ばれて言おうと、普通の人よりは丈夫なだけで、働き続ければ必ず限界が来るんだ。……誰であっても。そしてお前はふとした瞬間に、『どうして元気にならないんだ?』、『どうして笑顔を見せてくれないんだ?』って、お前は『あの日のセルア』を取り戻せないことに苦しみ、セルアを憐れむような目で見ることになる。そんな目を向けられたらセルアは—――どう思う?」


「ぁ………」


 肯定、否定、反論、虚言。その中のどれかを言うことどころか、声すらまともに発することができず意識を手放す。


 いや、思考だけは手放すことはできなかった。それが今は憎い。


 ―――理解してしまったのだから。



「なぁ、アルセ。分かるだろ」



 あぁ、そうか……そういうことだったのか。



「セルアのこと一番よく知ってるお前なら」



 もし、セルアがそんな顔でオレを見てたら。



「セルアが」



 オレは。



「『死にたい』って」



 そんな顔させるぐらいなら。



「思うことぐらいわかるだろう」



 死んだ方がマシだって思った。




「そう言わせないために、セルアを諦めることを選んだんだ……」




 それはセルアも、一緒だ……。


 オレにはそれが、よくわかる……。


「—――あなたっ!!」


 突然、オレはお袋に抱きしめられた。


 顔を覆って何も見えないように、何も聞こえないように深く抱きしめられた。


「もうなにもっ、言わないで……。アルちゃんを苦しめないで……」


「……すまない、言い過ぎた」


 お袋からは悲しい声が、親父からは罪悪感のような声が微かに聞こえてきた。


 ……胸が、痛くなったような気がした。


「アルちゃん、このままでいいから聞いてくれる……?」


 オレはお袋の胸の中で頷くと、お袋は抱擁を解く。


 見えたのは、親父とお袋と……クソメガネの顔だ。


 でも、怒りは湧いてこなかった。


 おそらく、オレは……。


「アルちゃん、私とお父さんは……アルちゃんのことも、セルちゃんのことを想っての決死の決断なの……」


「そうだ……。俺たちはアルセがこの先にある幸せに出会わせるために、そしてセルアがアルセの幸せを奪わせないために……そう決断したんだ。どうか、親である俺たちの選択を尊重してくれないか?」


「お願い、アルちゃん……。今は大人になって受け入れてちょうだい……!」


「……あぁ、わかったよ。親父、お袋……」


 そう言うと、親父とお袋がすごく悲しい顔になって、一斉にオレを抱きしめてくる。


 そしてひたすら、「ごめん」という言葉だけが浴びせられた。


 オレにはそれが、よくわからなった。


 どうして謝るんだ? 親父とお袋はなにも間違っちゃいない。


 悪いのはオレだ。諦めの悪いオレが……。


 親父に言いたくないこと言わせたことも。


 お袋を更に悲しませちまったのも。



 

 —――初めからオレが、諦めればよかった……。




「お話し合いは済んだようですね。いや、実に賢明な判断だと思いました。さすが、金の持たない、生み出さない、利益にならない。そんなゴミ同然の平民であると貴方たちは自覚しています。そうです。あなた達のような平民に寵愛を受ける価値など無いのです。それなのに身分違いの寵愛を受けようとしたのですから、大切なご家族を切り捨てるというのは然るべき罰です。そのことを十分に、あなた達は理解してます。偉いですね」


「……それよりこう言った際には、何か書類にサインするんですよね? 用意していただけませんか?」


 親父は怒ることなく、淡々と言った。


 オレもお袋もそうだった。怒るでもなく、何かを思うわけでもなく……ただただ悲しみに満ちていた。


 怒りが入り込む余地など、なかった……。


「……わかりました。すぐに用意しますので、少々お待ちください」


 肩透かしだったのか、クソメガネはおどけてから書類の準備の始める。


 それから一枚の紙が挟まったクリップボードと万年筆を親父に手渡す。


「こちらが—――安楽死同意書になります。こちらにサインを」


「わかりました……」


 そう言って親父が、万年筆を持って同意書にサインしようとする。


 オレはお袋と手を繋ぎながら、セルアの死が近づく瞬間から目を背きたくて……瞳を閉じた。


 あぁ、これにサインしたら……セルア、本当に死んじまうんだな……。


 ごめんな……? オレが弱いから、お前にあんな顔を向けられるって思うと、どうしようもなく怖いんだ……。


 そしてその恐怖をお前に与えるって思うと、オレは……。


 

 ―――お前の『おにぃちゃん』じゃ……いられなくなる。



 ごめん、ごめん……! セルア……! 


 こんな弱くて、ザコくて、情けねぇ、どうしようもないオレを……!


 許してくれ―――




!」



 セルアがオレの名前を呼んだ。しかし、その声は幼かった。


 セル、ア……?


 おそるおそる瞳を開けると—――そこには、幼いオレたちが、『兄妹』がいた。


 オレが壁に寄りかかって、そしてセルアが膝の間に座ってオレに寄りかかって、ある一冊の本を一緒に読んでいた。


 というか、もうすでに読み終えている。


 どうやら瞳を開けたのは現実の瞳じゃない。


 オレが開けたのは―――記憶の瞳のようだ。


「おにぃちゃん! この本、スッゴく面白かった! なんて名前なんだっけ? え~っと、え~っと」


「≪英雄スフィア世界救済物語≫だな。オレのお気に入りだ」


「かっこいいよねー! 仲間と一緒に冒険して! モンスターとか倒したり、悪い人たちこらしめて助けたりして! ……でも、最後の戦い。あれはハラハラしたよ……」


「あそこ、ヤバいだろ? ラスボスの【魔王】が強すぎて、パーティー全員が絶望するもんな。だけど、ただ一人だけ絶望しなかったスフィアが—――」


「天使の力が覚醒して、みんなを、世界を魔王から救ったんだよね!」


「そうなんだよ! はぁ~マジでカッケェー憧れるぜ……」


 感想の共有。


 読後あるあるをオレたちは、当然のように毎回していた。


 しかし、この時だけは違った。単なる感想話だけじゃ終わらなかった。


「オレもスフィアみてぇーな【英雄】に、なれんかな?」



「—――なれるよ!」



「えっ?」


 自信満々に言うセルアに、オレは思わず目を見開いた。


 そして自分を指差して言う。


「オレが、【英雄】に……?」


「うん! だっておにぃちゃんは、スフィアみたいに優しくて、温かくて、強くて、かっこよくて……ワタシのおにぃちゃんだもん! それこそ―――」


 


 スフィアを超える【英雄】にだってなれる! 


 そう言って、セルアは笑った……。そしてオレは、セルアの笑顔を見て思った。



 ―――【英雄】になりたい、と。



 誰もが絶望することのない、脅威に脅かされることのない、光で在り続けたいと。


 そう心に誓った夢が、この瞬間に生まれた。


 あぁ、そうだった……。


 オレが【英雄】になりたいって夢になったは、セルアがこう言ったからだ……。


 憧れから、ぜってぇーに叶えたい夢に変わった。


 オレは何っつーことを忘れてたんだ……。


 セルアが見つけてくれて、背中を押してくれた大切なことを……。


 けど、今、思い出したぜ。



 ―――俺自身の夢も。


 

 ―――オレの目指したい【英雄】の姿も。



 ―――そして、オレとセルアの思い描いた【英雄】は……!



 今度こそ、オレは瞳を開ける。








「―――諦めたり、絶望なんかしねぇええええええ!!!」







 突如として叫んだことにお袋が手を放す。


 その隙を逃さずオレは、炎魔法を発動して―――クリップボードに挟まっている同意書の紙を燃やす。


「あ、アルちゃん!」


「あ、ああアルセ!! 一体、何やってんだ!! この紙にサインしなきゃ、セルアが—――」


「っるっせー!! 誰がセルアを安楽死させるかぁあ!! よーく考えりゃそうだぜ、親父もお袋も。全て憶測だけで話しやがって。どうしてオレが、社畜社会ストレス製造機なクソッタレ摂理に耐えられなくて、セルアに辛ぇー顔見せるって分かんだよ」


「社畜社会ストレス製造機なクソッタレ摂理……? い、いやしかし、アルセ……。お前さっき、俺たちの意見に賛成して認めたはずじゃ―――」


「あん時は眠かったんだよ、っつーの。大体、何だよ親父。親としてオレとセルアを想っての決断だとか言ってよ。―――っんなわけねぇーだろ!! オレがそんな程度でへこたれるわけねぇーだろ。オレがそんなんに負けるわけねぇーだろ。どうして親父とお袋が子どものオレのこと、信じてくんねぇーんだよ!! オレなら大丈夫だって、乗り越えられるって、オレのことを想ってんなら信じてくれよ!!」


「………!!」


 ハッと目を見開いてから、親父は俯いた。……バツが悪そうに。


 それを見て、今度は対象をお袋へと変える。


「お袋もそうだ……。大人になれって受け入れろって……。―――そんなの間違ってる!! それは受け入れてんじゃなくて、見捨ててるって言うんだ!!」


「ち、違うわ……。そういう意味で言ったんじゃなくて—――」


「じゃあ、どういう意味だよ!! 大人なんだから分かんだろ? 家族を見捨てらんねぇー子どものオレに、教えてくれよ!! お袋!!」


「…………」


 気まずそうに俯くお袋を見て、オレは溜息を吐く。


「答えらんねぇじゃねぇーか……。結局は親父と同じように、オレのこと……信じてねぇってことか……。それに、よーくわかったぜ」


「「………?」」


 顔を逸らしていた親父とお袋が、疑問符を浮かべてオレを見る。


「親父とお袋みてぇーに、家族を見殺しにして、助けること諦めて、死んだ家族のこと忘れて、変わらねぇ日常のために合理的に動くってのが大人ってことをな」


「違う、違うんだよ……アルセ……」


「私たちは、本当にアルちゃんとセルちゃんのことを想って……」


 弱々しく狼狽える親父とお袋が、縋るようにオレに近づいてくる。


 それをオレは、




「そんな最低なことするのが大人っていうなら―――オレはわがままを押し通すガキのままでいい……」




 言葉によって、振り払った……。


 親父とお袋はまたも俯く。いや、違う点があるとすれば、肩を震わせていることだ。


 オレみたいなガキに生意気言われたからか?


 違うな。親父とお袋は、おそらく……。



「―――断罪者気取りですか?」



 今すぐにでもシャットダウンして欲しい声が、オレの耳に卑しくも入り込んでくる。


 非常に気に食わねぇが、オレは親父とお袋の間を通り抜けて、ソイツの真正面に立つ。


 ―――最低最悪下衆クソメガネへと。


「なに言ってんだ、テメェ。あんなんが断罪に見えてんのか? だとしたら、テメェは相当バカだな」


 親父とお袋が罪人なわけねぇーだろ。親父とお袋があぁしたのは、理解してる……。


「……では、なんですか? おバカな私に教えて頂いけませんか? 王国で最も偏差値が高く優秀な者が集まる大学を首席卒業した、この私に……」


「教えるわけねぇーだろ。バーカ。ってか、さりげなく自慢してんじゃねぇーよ。とっとと死ね」


「………」


 一瞬。ほんの一瞬、クソメガネの顔が無表情になった気がした。


 そして—――どことなく雰囲気が苛立っている。


 キレたか? とも思ったが、オレの期待通りにはならず、元の薄ら笑いを浮かべた。


 ちぇ、残念。けど、何でクソメガネがあーなったかわかんねぇーが、とりあえず―――ざまぁ。


 あっ、そうだ。


「一つだけ教えてやるよ」


「何をです?」


「これからオレは何者かになる……。ヒントは【断罪者】以外だ。さぁ、答えて見せろよ。人の気持ちが共感できない、永遠に孤独なガリ勉クソメガネ」


「いいますね……。では、【勇者】とかですか?」


「不正解。ハズレだ……。正解は—――」


 部屋の中に電気が帯びる。そしてその電気たちが、オレの元に集約する。


 ―――【アイギス】を発動した。


「オレにとっての害悪を打ち滅ぼしてグチャグチャにする―――【粛清者】だ。つまりこれからお前を文字通り、粛清する……!」


「………」


「しゅ、粛清!? あ、アルセ!! それだけはダメだ!! 今すぐ魔法を解除しろ!!」


「お願いアルちゃん、止めて!! どんなに憎くても殺すことは絶対にダメぇえ!! アルちゃん、人殺しになんないで!!」


 いくら何でも親として看過できなかった二人がオレを止めようとするが、




「―――殺す!!」




 そんな静止など無視して、オレは青い閃光を放つ雷を身に纏い、雷鳴が轟くような音を発しながら、強く床を踏みつけて突撃する。


 その瞬間に、親父とお袋は「はぁ~」と魂が抜け落ちるような声を出して……気絶した。


 バタッと倒れる音が聞こえながら、クソメガネのすまし顔に向かって腕を振りかぶる。



?」



 が、オレは殴ることすらせずに、窓を開けてその淵に立った。


 そしてオレは、クソメガネに背中を向けたまま答える。


「テメェみてぇーなザコなんて殺す価値ねぇーし」


「………本当に家族思いですね。私を殺せば―――ご両親は犯罪者を生んだとして、蔑まれることになりますからね。直情的な面が目立ちますが、意外と理性的なんですね」


「違ぇーし、それにテメェ―に褒められても虫唾が走るだけだからやめろ。……それよりセルアのところ向かわねぇーとな……。でも、その前にテメェに言っておくことがある」


「? なんですか」


 オレは流し目で、心をまっさらにして言う。










「―――親父とお袋に何かしたら……テメェ、許さねぇぞ」









「………ッ!?」


 オレの殺気に当てられたのか、クソメガネは戦慄する。


 この様子だと、大丈夫そうだな……。こういうヤツには、釘刺しとかねぇーと。


 取り敢えず、親父とお袋に害が無いと判断したオレは、


「じゃあな!」


 とだけ告げて、一つの青い閃光となってセルアのいる部屋へと向かった。






「あれがまさしく—――【英雄】ということなのでしょうか。どんなに追い詰められて、心が押し潰れそうになっても屈しない意地の悪さ。己が信念を貫き続ける、頭の悪さ。そして、決して消えることのない―――希望の光。それをあの少年は体現している……。あぁああ……妬ましい。全くもって羨ましいです……! 何故あのような少年には寵愛するのでしょう……! 私にもほんの一部でいいから振り向いて、注いで欲しいです……! ねぇ? あなたもそう思いますよね?」



 男はメガネを外すと、碧眼が光る。そして三日月のように口元が裂け、歪んだ笑みを浮かべながら最後に呟いた。



 ―――メフィスト、と。





~あとがき~


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