四十五話 なんとなくボクシング対決!スタート!

 なんとなく別の世界線の宇宙怪人ハムスターとトークも終わった!ハムニブ選手はあっさりと帰って行った。しかしハムニブはショックが大きかったようで……

「ユーキ!俺も休ませてくれぞ!ちょっと一人になりたいんだぞ……」

「ハムニブ!この後はすぐにボクシングが始まるんだよ!休めないよ!」

 可哀想だが仕方ない。

「なんで俺が最後だったんだぞ……休ませてくれぞ……」

 ハムニブの言い分もわかるが……ここでハムアコが立ち上がった!

「ハムニブさん!ハムビタンZを飲んでください!これは普通のハムビタンZです!差し上げます!」

「こうなったらしょうがないぞ……飲むぞ!」

 ハムニブはハムビタンZを飲んだ!すると……

「うおおおーーーやってやるぞ!!!」

 元気になった!良かった。

「ハムアコさんはここまでです!ありがとうございました!」

「ねここさん!今度別の世界線のねここさんも連れてきますよ!では帰ります!」

 ハムアコは気になる事を言い残し帰って行った!

 そのねここはというと……

「別の世界の私には会いたくないわ……」

 と、小声でつぶやいていた。おれも別の世界の自分には会いたくないよ!ハムニブはボクシングの準備のために控え室に向かった。

 ここで休んでいたハムタクが戻って来た!

「僕もハムニブのボクシングを見届けるんじゃ!休んでなんかいられないんじゃ!」

 ハムタクが復活して良かったよ!



 ハムケンのマラソンはどうなったのだろう?おれは中継を繋ぐ!

「藤田さん!ハムケンの様子はどうですか?」

「はい!ハムケンさんを映す事は出来ませんが、着実にゴールへ向かっているようです!」

 ハムケンに何があったんだ!?

「ハムケンはゴール出来そうですか?」

「それは今のところどうとも言えません……」

 藤田さんは歯切れが悪そうに言った。ゴール出来るといいけど……ここで中継が打ち切られた。




 一休のドミノ倒しはついにやるらしい。中継を繋ぐ!

「高藤さん!ドミノ倒しの準備は出来てますか?」

「はい!一休さんはもう準備出来ています!」

 画面に一休が映し出される!

「みんな!いつでもスタート出来るちゃ!」

 じゃあおれがスタートの合図をだすか!

「一休!スタートして!」

「ほいちゃ!」

 一休が一つのドミノを倒した!そのドミノは広がって行き、ウチュウカイジンの文字が現れた!成功だ!しかしハムスター達は言いたい事があるようで……

「一休!30時間テレビでこの出来はショボイっすよ!」

 確かにテレビの企画としてはあまり盛り上がらなかった気がする……コタローの言い分もわかる。

「しょうがないちゃ!もうこれでおれっちの仕事は終わりちゃ!」

 一休はこう言っている。おれは一休をかばう。

「でも、みんな!一休は一休なりに頑張ったんだよ!これで終わりでいいでしょ!」

「一休はあんまり働いてないんじゃ!これで同じギャラなんかじゃ!」

「私はもっと頑張ったッチ!」

 ハムスター達は納得していない……ここでカンペが出た!一休にはキツい事が書かれていた!ねここが読み上げる。

「ええっと、一休!ギャラは半額になるって!逃げる企画が上手く行かなかったからだわ……」

「ちゃ!そんな〜ちゃ……自分ではよくやったと思っているのにちゃ……」

 まさかの事に一休は元気をなくす……ここで中継は打ち切られた。




ついに30時間テレビもクライマックス!最後の企画ボクシングだ!まずはハムニブが入場する!

 ちなみにおれはセコンドにつく!実況の人やレフェリーはプロの人がしてくれる。

「青コーナーの挑戦者!宇宙からやって来た宇宙人!宇宙怪人ハムスターのハムニブが登場だ!」

 実況の人がそう言うとハムニブが出て来た!青いランニングシャツとトランクスを着ていて、ヘッドギアとグローブをつけている。滑らないようにだろうか?シューズも履いている!もちろんトレードマークの黄色のマフラーも着けている!だが試合中は外すらしい……

 ハムニブはリングに上がった!ここであの人の登場だ!

「赤コーナー!元世界チャンピオン!チョクモーーン!!」

 ついにチョクモンさんが現れた!ちなみにチョクモンさんもハムニブと同じような服装で現れた!色は赤だ。髪型はパーマを決めている!眼光も鋭い。これが元世界チャンピオンか……

 あ!黄色のマフラーはつけていません!ついに始まるボクシング対決!ハムニブはいい勝負が出来るのだろうか?

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