四十話 なんとなく違う世界線の宇宙怪人ハムスターとトーク!ハムケン編
おれ達はブジテレビに帰って来た!新しい企画をやらなければならない!しかも生放送だ!ハムスター達は疲れていると思うが30時間テレビもあと少し。頑張ってもらおう!ねここが新しい企画をアナウンスする!
「これから『なんとなく違う世界線の宇宙怪人ハムスターとトーク!』が始まります!今回はメインゲストを呼んでいるわ!ハムケンが経営しているハムケン商店で働いているハムアコさんです!」
「また出てきました!ハムアコです!」
商店街歩きで出会ったあの宇宙怪人ハムスターか!ハムアコは目が大きく胸に真珠のネックレスをしている前にあった時と同じだ!
「ハムアコ!違う世界線からなんてどうやって呼ぶの?」
「ユーキ!実はハムケン店長が仕入れてきた機械にそれが出来る物があったんです!それを使ってみなさん五人の宇宙怪人ハムスターの違う世界線の人を連れて来ています!」
この発言にハムスターの四人はざわつく!
「そんなヤバい機械使って大丈夫なんかぞ!?」
「そんなの使っちゃっていいんっすか!?」
ハムニブとコタローだけでなく、ハムタクとハムッチも困惑している。しかしハムアコは
「多分大丈夫なんじゃない?今までにも使われた事があるみたいだしね!」
はっきりと言い切ったが、多分かよ!?大丈夫か?しかしこれも一つの企画。とにかく進めないと……
「ハムアコ!始めに連れて来てくれた違う世界線のハムスターはだれ?」
「はい!スタジオには連れて来れなかったんだけど、ハムケン組長と中継を繋いでいます!」
ハムケン組長?店長じゃなくて?スタッフさんはモニターを持って来た!そこに映った宇宙怪人ハムスターは確かにハムケンだ!しかし少し眼光が鋭い気がする……
「おうなんよ!コタローにハムニブ!ハムタクにハムッチ!そしてユーキ!ねここ!ワシがハムケン組長なんよ!」
ハムケン組長は自信たっぷりに自己紹介した!まずはおれがいろいろ聞いてみる。
「ハムケン……組長!なんでスタジオには来れなかったの?」
「実は今警察に追われてるんよ!だからスタジオには行けないんよ!」
「え!ハムケン組長!何か犯罪を犯したの?」
「ワシは犯罪をしたとは思ってないんよ!でもハムビタンZが危険な薬物だとワシがいる世界では思われているんよ!だからワシは逃亡しているんよ!」
「この世界のハムケンもやばいんじゃないッチか!?」
とりあえずハムッチの疑問は置いといて話を進める。
「なんで組長を名乗っているの?」
「そこなんよ!ワシはあんまり気に入ってないんよ!でも周りの人達がそう呼ぶけん、仕方なく組長を名乗っているんよー!」
「反社のトップという事はないんだね?」
「そうなんよ!そこは自信を持って言えるけん!」
ひとまず安心だ!おれからの質問はここまでにしよう……
これからは宇宙怪人ハムスターの四人が質問する!まずはハムニブだ!
「ハムケン組長!ハムケン組長も30時間テレビでマラソンしたんかぞ?」
「いや……こっちの世界線ではしてないけん!そんなしんどい事出来ないんよ!」
「オファーがあったけど断ったんかぞ?」
「違うんよ!30時間テレビをやる時にはちょっと取り調べを受けていたんよ!でもその時は釈放されたけん!」
これを聞いてコタローが質問する!
「ハムケン組長!30時間テレビには出たっすか!?」
「出れんかったんよ……お金のために出たかったんよ……」
今度はハムッチが質問する!
「ハムケン組長!お金はいっぱい持っているんじゃないッチか!?」
「お金はまあまあ持っているんよ!でもお金はいくらあってもいいけん!もっと稼ぎたいんよ!」
「ちなみにいくらぐらい持っているッチか!?」
「十億はいくとだけ教えるんよー」
ハムケン組長の衝撃発言にスタジオのみんなが驚く!そんなに稼いでいるのかよ!?
次はハムタクが質問する!
「ハムケン組長!そんなに溜め込んで何にお金使うんじゃ!?」
「次のビジネスに使うんよー!」
「次のビジネスって何をするつもりなんじゃ!?」
「それなんやけど……実はハムビタンZをさらに進化させようと研究してもらってるんよ!」
「それ……大丈夫なんかじゃ?」
「おそらく大丈夫よー!」
おそらくか……
ここでハムアコが口を開く!
「みなさん!ハムケン組長からプレゼントがあります!さっき言っていた研究中のハムビタンZを進化させた、スーパーハムビタンZです!」
スタッフさんがそれを運んで来た!見た感じはいつものハムビタンZと変わらない感じだ。
「ハムケン組長!俺達を実験台にするつもりかぞ!」
「そんな事ないけん!みんなもそろそろ疲れているだろうけん!みんなのために届けたんよ!あ!警察が来たんよ!悪いけどこれでトーク終わりやけん!」
急に中継が切られてしまった……スーパーハムビタンZを使う事がないといいけど……
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