三十話 なんとなくプール大会の会場への移動!
なんとなく嫌いな食べ物を見抜けは終わったが、ハムッチには気になる事があるようで……
「私、4ポイントも取って優勝したッチが何かご褒美がもらえるッチよね?」
「忘れてたわ!優勝したハムッチにはこの企画で出た食べ物を一ヵ月分差し上げます!」
ねここが発表した内容にハムッチは驚く!
「ッチ!?梅干しとイカの塩辛もッチか!?」
「そうだわ!全部ハムッチの物よ!」
「正直いらないッチ……」
ハムッチにハムタクが助け船を出す。
「ハムッチ!みんなで分けたらいいんじゃ!」
「そうッチ!みんなで食べるッチ!」
この場は丸く収まった!しかしまたすぐに企画が始まる!
「みんなプールに移動するよ!」
おれが呼びかけてみんなバスに移動する。
「あの、おいらまだ真っ白なんっすけど……」
コタローの事は後回しだ!
バスの中であの人と中継を繋ぐ!
「藤田さん!ハムケンの様子はどうですか?」
「はい!ハムケンさんですが、少し前に起きて走り出しました!」
画面にハムケンが映し出される!ハムケンは歩くよりちょっと速い速度で走っている!
「ハムケン!走れるんか!?」
おれの言葉が聞こえたのかハムケンは立ち止まる。
「ユーキ!ワシもうしんどいんよ……100キロなんて無理なんよ……」
ハムケンは弱気になっている。
「ハムケン!私も嫌いな物食べたりして頑張っているッチ!もう走るしかないッチ!」
ハムッチの応援にもハムケンはというと……
「ワシもスタジオで企画やりたいんよ……マラソンしんどいんよ……」
もう限界に近いようだ!その時だった!
「ハムケン来てやったのよ!」
「兄ちゃん!ワシも来たねん!」
ハムケンが愛する兄弟のハムノヨとハムネンが来てくれた!これにハムケンは
「二人とも!よし!走るんよ!」
三人は横一列になっていっしょに走り出した!
「ハムケン!後でお小遣いちょうだいなのよ!」
「うん!あげるけんね!」
「兄ちゃん今度ご飯ご馳走してねん!」
「もちろんよ!」
ハムノヨとハムネンはカメラの前でも堂々とおねだりする……ハムケンは受け入れているが、それで良いのかハムケン……
「ハムケンさんが元気になりました!中継を切ります!」
藤田さんはここで中継を打ち切ってしまった。ハムノヨとハムネンはハムケンを元気にしただけでも仕事はしたか……
次は一休のドミノ倒し企画だ!中継を繋ぐ!
「高藤さん!一休の様子はどうですか?」
「はい!一休さんは一生懸命にドミノを並べています!一休さん!繋がってますよ!」
一休は今は大きくなって作業しているようだ。手を止めてカメラの前に来た。
「みんな!さっき倒しちゃったちゃから、また一からやってるちゃ!」
おれには気になる事がある。
「一休!なんとなく始まったドミノ企画だけど、ドミノで何を作るの?」
おれ達はまだ詳しくは聞いていない。
「それはちゃ、カタカナでウチュウカイジンって読めるように作っているちゃ!ちなみにジョンにも手伝ってもらっているちゃ!」
ジョンもカメラの前に来てくれた!
「いや〜捕まえちゃったから断れなくってな……仕方なくな!」
「ジョン!すまんなぞ!協力してくれてありがとうだぞ!」
「大したことじゃないよ〜」
ハムニブから感謝を伝えられてジョンは照れている。
「とにかく!一休!手を動かすよ!」
「ジョン!そうちゃ!もう中継切ってくれちゃ!」
ここで中継は打ち切られた!今度こそ上手くいくと良いけど……
バスはプールに着いた!宇宙怪人ハムスターには優秀な毛があるので水着に着替える必要はない!おれもねここもプールには入らないので着替えない。しかし真っ白なコタローをなんとかしないと……プールにたどり着いてシャワーを浴びたのだが、粉が取れていない!このままではプールに入れない!
「コタロー!しっかり洗った!?」
「出来る限りの事はしたっすよ!?でも取れないんっすよ!」
どうしようかと考えていると、ハムニブがホースを持って来た!
「ユーキ!これで取るぞ!」
「お!ナイスだ!ハムニブ!」
おれは水流を最大にしてコタローに水をかけた!
「ちょっと!水かけすぎっすよ!」
「仕方ないだろ!我慢しろよ!」
白い粉はべったりかかっていたため全部は取りきれない!良く弾く宇宙怪人ハムスターの毛でもこんなに取れないって、この白い粉すごいな……
「俺も手伝うぞ!」
「僕もやってやるんじゃ!」
「なんでこんな事になるんっすか……」
ハムタクとハムニブも新たにホースを持って来て参加する!しばらくすると、粉が取れた!
「コタロー!やっと取れたよ!」
「やっとっすか……」
コタローは企画が始まる前から元気を失くした……しかし仕事はやってもらわないと!「なんとなくプール大会」が始まる!
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