二十三話 なんとなく商店街歩き!その2
おれ達はイタリアンを出た!しかしハムスター達はあんなにガツガツ食べていたのに、体は汚れていない汚れていない理由を聞くと……
「宇宙怪人ハムスターの毛は万能っす。食べ物も弾くっす。」
そ、そうなのか!そういえば……
「このハムスター銀座に宇宙怪人ハムスターの毛で作った枕を売っている店あったよね!行ってみない?」
以前ハムスター達の毛が使えそうだとアドバイスされた時に相談をした店だ!以前は五人も毛を売っていたが今はやめている。
「いいぞ!久しぶりに行くぞ!」
「商売を今も出来てんのかな?行くんよー!」
おれの提案をみんな聞いてくれた!さっそく行く事にする!
「ここだ!アポ取って来るよ!」
おれ達は寝具屋さんに着いた!
「ここの店!宇宙怪人ハムスターの毛の寝具専門店になっているんじゃ!名前も『ハムスター寝具』になっているんじゃ!」
ハムタクの言葉にみんなビックリした!宇宙怪人ハムスターの毛を取り扱う前は違う名前だったと思うが……
「とにかく!アポ取れたよ!話を聞いてみよう!」
おれ達は全員で店に入る。確かに店には宇宙怪人ハムスターの毛の寝具しかない!
「店長さん!お店はどうしてこうなったん?」
「それが、ハムスターのみなさんの毛を使った商品はすごく売れるんです!もうこれ一本でいこうかと思いまして!」
ハムケンの疑問に店長は真っ直ぐ答えた!ハムニブは別の疑問があるようだ。
「店長!もしかして俺達五人やハムネン、ハムノヨ以外の宇宙怪人ハムスターとも取引しているんかぞ!?」
「そうなんです!いろんなハムスターのみなさんが協力してくれます!」
ハムニブの疑問にも真っ直ぐ答えてくれた!
「ハムニブ!宇宙怪人ハムスターってそんなにいっぱい日本にいるの!?」
「そうみたいだぞ……俺もあまり詳しくはしらないがぞ……ハムケンの方が詳しいと思うぞ!」
ハムケンに聞いてみる。
「ワシの取引先にも居るよ!50人くらい知っているんよ!」
「ま、マジで……」
そんなに居るのか……このままだと日本が危ないのではないか?それも聞いてみる。
「ユーキ!大丈夫よ!人間の敵ではないけん!」
そうなら良いけど……
「まあまあ!みなさん!うちの寝具買いませんか?枕が三十万円からです!布団は百万円から買えますよ!」
やばい値段だ!
「三十万と百万ッチか!?」
「僕達そんなお金ないんじゃ……」
おれ達は何も買えずに店を出た……そんな値段で売れるのかよ!そりゃ専門店になるよ!
「そういえば、ハムケン!このハムスター銀座に店出したっすよね?」
「そうなんよ!うちの店来る?」
ハムケンそんな事をしていたのか!?以前にはコンビニをやって潰れた事もあったが、またお店しているのか?おれ達はみんなで行く事にした。
「ここなんよー!」
お店の名前はハムケン商店だ!しかし入りづらい雰囲気の店だ。なんか魔導書を売ってそうな感じだ。とにかく入ってみる。
「いらっしゃいませー!あら!店長!」
店の中には宇宙怪人ハムスターの店員さんが居た!
「始めまして!私ハムアコといいます!みなさんの事は店長から聞いています!」
ハムアコは宇宙怪人ハムスターの中でも目がぱっちりしている。首には真珠のネックレスをかけている。見るからに仕事が出来そうだ。おれ達はそれぞれ自己紹介をした。
「ハムアコ!このお店は何を売ってるの?」
「ハムスター星の商品を取り扱っています!地球のお客さんにも好評です!」
やっぱりそうか……一つ心配な事がある。
「ハムケン!ちゃんと合法な物を売ってるんだよね!?」
「まだ、合法よー!」
まだってなんだよ……
「ハムビタンZはいくらで売ってるの?」
「始めてのお客さんには7000円やね。常連さんにはもうちょっと安く売るんよ!まあユーキには3000円で売るよー!!」
前は5000円くらいで売ってるって言ってなかったかな?おれに売ってくれる値段はだんだんと上がっていったが、それでも2000円くらいだったような……
「高い!それでも売れるの?」
「飛ぶように売れるんよ!」
そんなこんな話しているとお客さんがやって来た!
「今日はお客さんいっぱいだな!ハムアコさん!ハムビタンZ売れるだけくれ!」
「今は1ダースお売り出来ます!お兄さん常連さんだから安くしますよ!72000円です!」
それでも一本6000円かよ!?しかしお客さんはすぐにお金を払って買って行った!
「ね!売れるけんね!」
「そんな勝ち誇ったように言われても……ハムケン!ホントに人間がいっぱい飲んで大丈夫なの?」
ハムビタンZの効果はやばい!宇宙怪人にも効きすぎるのに、地球の人間にはもっと効くと思うが……
「コンビニの時に実験したけん大丈夫よ!たぶん!」
コンビニの時は実験していたのかよ!飲んだ人が無事なら良いけど……
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