二十二話 なんとなく商店街歩き!その1
起きたところで新しい企画がスタートする!今回も録画している企画だ!おれ達はスタジオでその映像を見る!
「それでは、なんとなく商店街歩き始まります!」
おれの言葉で画面が切り替わった!
「さあ!始まりました!今回はこのハムスター銀座をアポなしで歩いて行きます!みんな!撮れ高があるように頑張ってね!」
ハムスター達とねここはそれぞれ返事を返した!収録なのでハムケンが居ます。
「みんな!今回の企画の予算は十万円だわ!この予算からオーバーしないようにしてね!」
「そんだけあれば大丈夫っすよ!」
「十万円ならいろんな事出来るね!楽しみなんよ!」
ねここの言葉にハムスター達は盛り上がる!話ながら歩いているとお肉屋さんを見つけた!
「あそこに入るッチ!」
ハムッチの提案で入る事にした!お肉屋さんも取材を受け入れてくれた。
「ここお店は長くやっているんですか?」
「結構新しいよ!十年くらいだよ!」
「長いじゃないですか!」
おれが店主さんに話をうかがっていると、ハムスター達は揚げ物を見ている。
「ユーキ!コロッケ食べたいぞ!」
「僕はメンチカツじゃ!」
予算はある!おれ達は全員に一個ずつ買う事にした!お店の中で食べると迷惑になってしまうので外で食べる事にした。
「ハムカツ美味しいっす!」
「チキンカツも美味いんよ!」
「やっぱり肉屋さんのコロッケは美味いぞ!」
「メンチカツもじゃ!」
ハムスター達だけでなく、おれとねここもコロッケを食べた!しかし、あれ?ハムッチがいない!
「ハムッチどこに行った?ねここわかる?」
「ハムッチなら『私が買うッチ!』て言ってたわ。まだ店の中に居ると思うわ!」
嫌な予感がする!おれはすぐに店の中へ向かった!すると……
「一万円分も買ってくれてありがとうね!はい!揚げ終わったからね。はい!これ!」
「ありがとうッチ!みんなで食べるッチ!」
店の中には笑顔の店主さんと大きな袋を受け取っている満面の笑みのハムッチが居た!
「ハムッチ!そんなに買っても食べ切れないよ!なんで買っちゃったんだよ!」
おれは注意した!しかし……
「もう買ったもんはしょうがないッチ!宇宙怪人ハムスターが五人もいたら食べ切れるッチ!」
この会話を聞いてみんなやって来た!
「ちょうどお腹減ってたっす!」
「このくらい余裕だぞ!」
「おれもまだまだ食えるんじゃ!」
「美味しかったからイケるんよー!」
ハムスター達は一万円分の揚げ物を次々に食べていった!十分くらいで食べ切ってしまった……そういえば宇宙怪人ハムスターの食欲すごかったな……
「いやー食ったっすね!」
「揚げ物欲は満たされたぞ!」
ハムスター達は満足したような発言をしていたが……少し歩くと……
「腹が減ってきたッチ!」
「そろそろお腹に入れたいんよー!」
さっき揚げ物を食べてからあんまり経ってないのに腹が減ったようだ……おれはある提案をする。
「みんな!今ちょうどお昼時だからどこかで食べる?」
「「「「「おう!!!!!」」」」」
まあいっぱい食べれるという事はこういうロケでは大事だ!
「みんな!あの路地に店がありそうじゃ!」
ハムタクの言葉にみんな乗って路地に入る。するとイタリアンの店の店主とみられる人が開店するため外に出ていた!するとコタローが大きな声でこう言った!
「あーあ!どこかに良いイタリアンの店ないっすかね!」
コタローは店主さんにプレッシャーをかける作戦のようだ!他のハムスター達もそれに乗る!
「ちょうど腹が減ったぞ!ペコペコだぞ!」
さっき結構食ったと思うが……
「ピザ食いたいッチ!」
「パスタも食いたいんよ!」
「シチューも食いたいんじゃ!」
この会話を聞いた店主さんは空気を読んでくれて、
「うちに入ります?」
と言ってくれた!テレビの取材もOKだった!
イタリアンの店に入ったおれ達はさっそくいろいろ注文した!次々と料理が運ばれて来る!そしてハムスター達が次々と食い尽くす!
「この店美味いっすよ!」
「まだまだ食べるぞ!」
しかしここで気になるのがお会計だ!おれは店員さんに聞いてみる。すると……
「今五万円くらいです……」
店員さんは申し訳なさそうに言った。ハムスター達食べすぎだよ!
「みんな!他のお客さんの分も食べたらダメなんだからね!今頼んでいるのを食べたら出るよ!」
「仕方ないッチね!出てやるッチ!」
「しょうがないね!出てやるけん!」
なんで上から目線で物を言うんだ……そして最後の料理タンシチューが運ばれて来た!大きなタンが一つ入っている。これは全員で分けるのは無理そうだ!
「ここはジャンケンで決めるんじゃ!」
ハムタクの提案でおれやねここも含めた全員でジャンケンをする!すると……
「私!勝っちゃたわ!タンシチュー食べたかったわ!」
なんとねここが勝った!ねここはゆっくりと美味しそうに食べる!それをハムスター達は羨ましそうに見ていた。もう十分食べたのに……
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