十四話 なんとなくハムスターレストラン探偵少女f前編

 ハムスター達はゲストを迎えるためにキッチンから出て来ている。

「さあ両チームとも一対一だよ!次が最後のゲストだよ!気合い入れてやってね!」

 おれはハムスター達に発破をかけた!

「やってやるっす!」

「頑張るぞコタロー!」

「ハムタク勝ってやるッチ!」

「おうじゃ!ハムッチよろしく頼むじゃ!」

 気合いが入ったところでねここが最後のゲストを呼び込む!

「最後のゲストは探偵少女fとして活動してるふえぐりたまよさんです!」

「ハムスターさん達お久しぶりです。また会えて嬉しいです。今までの対決も観ていました。美味しそうでした!」

 探偵少女fことふえぐりたまよは中学生で探偵をやっている。宇宙怪人ではなく人間だ。以前に家で起きた事件を解決してもらった事があって、ハムスター達とは面識がある。たまよちゃんと呼んでほしいみたいだ。

「たまよちゃんが来てくれたっすか!おいらも会えて嬉しいっす!」

「ついに人間がメインゲストで来てくれたッチか!良かったッチ!」

 コタローとハムッチはご機嫌だ!しかし早く企画を進行しないと……

「さあみんなキッチンの立ち位置に行ってね!」

 ハムスター達は両チームに分かれた!




「たまよちゃん!好きな食材はなに?」

「私しいたけが好きなんです!」

「え!でもしいたけって嫌いな子も多いんじゃないの?たまよちゃんは好きなんだ!」

「そうです。食べれない子も多いんですけど、私は好きなんです!」

「さあ!しいたけだよ!両チームとも料理を考えて!制限時間は20分だよ!」

「「「「了解!」」」」

 ハムスター達は一斉に考えだした!ここでカメラがキッチンに行く!ねここがリポートする!

「コタロー!ハムニブ!どうするの?」

「そうっすね……ハムニブ!どうするっすか?」

「コタロー!さっきタケノコのバター炒めで上手くいっただろぞ!今回もバターを使うぞ!」

「そうっすね!やってやるっす!」

 カメラはハムタクハムッチチームにも行く!

「二人はどうするの?」

「ハムタクに任せるッチ!」

「そうだなじゃ……しいたけはやっぱりスープにした方が良いんじゃ!スープにするんじゃ!」

「両チームとも決まったようです!ユーキ!後はよろしくね!」

 カメラがこっちに戻って来た!トークで繋がないと!




「たまよちゃん!探偵の仕事はどう?上手くいってる?」

「はい。近所のみなさんの助けもあってそれなりに上手くいってます。ユーキさんや宇宙怪人のみなさんも何かあったら呼んでください。」

「そうだね!自分達で解決出来ない事があったらお願いするよ!」

 ここでねここのリポートが入る!

「コタローハムニブチームですが、しいたけと玉ねぎを切っています!ハムニブ!ズバリどんな料理なの?」

「しいたけと玉ねぎのバター炒めだぞ!」

「しいたけだけじゃ寂しいっすから、玉ねぎも入れるっす!」

「そうなの!?良いじゃない!」

 ねここは安心した様子だ!今回はまともな料理が出てきそうだからかな。ねここはもう一つのチームにも行く!

「ハムタクハムッチチームですが、こっちのチームもしいたけと玉ねぎを切っているわ……ハムタク!この二つをどう使うの?」

「食材かぶっちゃたんじゃ……でもこっちはこれをスープに入れるんじゃ!お湯も沸かしているんじゃが、これに鶏ガラスープの素を入れて中華風スープにするんじゃ!」

「スープについてはハムタクに任せるッチ!これで前のような失敗はしないッチ!」

「両チームとも上手くいっているようです!以上!ねここのリポートでした!」

 みんな小慣れてきたみたいだ!





 カメラがこっちに戻って来た!

「たまよちゃん!料理の様子を見てどう?」

「両チームの料理とも楽しみです!スープもバターも好きなので!」

 たまよちゃんは嬉しそうな顔をしている!ここでまたねここのリポートが入る!

「さあコタローがバターで炒めだしました!」

「ハムニブ!塩胡椒を入れてくれっす!」

「おうぞ!パパッとなぞ!」

「これで完成っす!」

 ねここはもう一つのチームにも行く!

「こちらは食材をスープで煮込んでいるようです!ハムタク!ハムッチの今回の働きはどうだった?」

「一生懸命玉ねぎを切ってくれたじゃ!ハムッチ!良くやってくれたじゃ!」

「私、料理も出来ちゃうッチね!」

 ハムッチは上機嫌だ!ハムッチは機嫌が悪くなると手が出てしまうので注意が必要!ハムタクはハムッチを上手く使えてるようだ!

「ここで卵を回し入れてと……これで少ししたら完成じゃ!」

 これで料理は出来た!





 これからたまよちゃんに食べてもらう!

「まずはハムタクハムッチチームの中華風スープから食べてね!」

「はい。む!美味しいです。しいたけの味が出てます!」

 次の料理も食べてもらう!

「次はコタローハムニブチームのしいたけと玉ねぎのバター炒めだよ!食べて!」

「はい。むむ!美味しいです!いい感じに炒められています!」

 最後にこの対決の勝者を決めてもらう!

「たまよちゃん!どっちのチームが美味しかった?」

「一口食べた時に決まりました!コタローさんハムニブさんチームのしいたけと玉ねぎのバター炒めの方が私の口に合いました!」

「勝者!コタローハムニブチーム!」

 おれが勝者を言うと二人は喜んだ!

「やったっす!ハムニブ!ハムタク相手でもおいら達やれているっす!」

「コタローやったぞ!」

 負けた方のチームは……

「結構上手く出来たッチよねハムタク!」

「なんでなんじゃーーー!!!」

 不満を爆発させた……

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