六話 なんとなくキャラクター大相撲その2
まだまだ「なんとなくキャラクター大相撲」は終わらない!ねここが次のキャラクターをアナウンスする。
「次は埼玉県のいちごネギマンです!」
いちごネギマンは体がいちごで両手にネギを持っているキャラクターだ!
「ネギは相撲に使ってもいいんかぞ!?ずるいぞ!」
ハムニブはさっそくイチャモンをつける。ここはおれが答える。
「こういうキャラクターだから、相撲でネギを使ってもOKです!」
「俺もなんか武器を持たせろぞ!」
「ハムニブはダメ!素手で戦ってね!」
「なんでだぞ……」
ハムニブまでぶつぶつ文句を言うようになってしまった。見かねたねここが進行する。
「さあ!二人とも土俵へ向かってください!」
なんだかんだ素手でハムニブは土俵へ向かった。
「見合って、見合って!はい!」
相撲が始まった!ハムニブは当たりに行ったが、いちごネギマンは距離を取って土俵際まで下がった!
「このまま押し切るんじゃ!」
「一気に行くっす!」
ハムタクとコタローの応援も熱が入っている。ちなみにハムッチはというと……
「私の時も応援してくれッチ……」
まだ文句を言っている……相撲はいちごネギマンが両手のネギでハムニブを叩きだした!
「痛いぞ!痛いぞ!」
ハムニブは痛がっているが、この戦い方は、この企画ではルール上大丈夫だ。おれは止めない!しかししばらくすると、ネギが壊れかけている!
「ハムニブ!もうちょっと耐えるんじゃ!」
「おうぞ!」
ハムタクのアドバイス通りにハムニブはネギ攻撃に耐えた!そして……ついにネギが壊れて、武器として使えなくなった!
「今ぞ!」
ハムニブはいちごネギマンを押し出した!ハムニブの勝ちだ!
「やったぞ!」
ハムニブは喜んでいる。熱戦にお客さんや他のハムスター達も盛り上がっている!
「ハムニブ!やったッチね!」
ハムッチの機嫌も戻ったようだ!
「さあ次のご当地キャラクターの登場です!和歌山の梅干しみかんマンです!」
梅干しみかんマンは頭が梅干しで体がみかんのキャラクターだ!大きさは里芋スイカマンより小さいが、ぶどうももマンよりかはデカい。動きづらそうだが……
「こいつなら余裕で勝てるぞ!」
ハムニブはこんな事を言っているが、ねここがその余裕を打ち消す!
「梅干しみかんマンには元力士の人が入っています!」
「そんな事ありかぞ!きついぞ……」
ハムニブは意気消沈した……しかし相手が誰だろうと企画を進めないといけない。
「二人とも土俵へ向かったください!」
ねここのアナウンスにハムニブはいやいや土俵に向かった。
「見合って、見合って、はい!」
おれの合図で取組が始まった!ハムニブは距離を取っている!
「動きづらそうだぞ!さっきと同じ手を使われてもらうぞ!」
ハムニブはさっきと同じように、土俵を回りだした!梅干しみかんマンはハムニブの動きについていけてる!相手のスタミナ切れで勝つのは難しそうだ!
「このままでは、こっちが持たないぞ……」
ハムニブの方が疲れてきた!ハムタクがアドバイスする!
「ハムニブ!さっきと同じじゃダメかもじゃ!足を取るんじゃ!」
「そうかぞ!」
梅干しみかんマンには体のみかんの下にちょっと足が出ている。そこを狙うようだ!
「おらぞ!」
ハムニブは声を出しながら下へ潜り込む!足を掴んで梅干しみかんマンを倒した!ハムニブの勝ちだ!
「やったぞ!三人も倒したぞ!」
ハムニブの勝利に周りは盛り上がる!
「やったっす!ハムニブ!元力士を倒したっすよ!」
「すごいんじゃ!元とはいえ力士を倒すなんてすごいじゃ!」
「やったッチー!ハムニブ!」
しかしここでねここが宇宙怪人ハムスター軍団を絶望させる言葉を言う!
「この後のご当地キャラクター軍団の中の人は全員元力士です!」
「「「「ええーーー!!!」」」」
ハムスター達は驚いた!まあそりゃ驚くよな……
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