第4話 初めての依頼が来た 中編
僕らは、一度別れて、一泊するための支度をしていた。まず、寝間着や、着替えの服をこの前買ったリュックに詰めて、僕のお気に入りのオーバーシャツを着て、待ち合わせ場所である金華駅に向かった。駅に着いたけど、まだ、集合時間よりも15分早く着いてしまった。だから改札口で、待っていると晴日さんも5分集合時間よりも早く着いてしまったようだ。彼女は、僕を見た後、腕時計を見て驚いていた。そんな彼女の服装は、ない足を隠すようなロングスカートに、少し肌寒いから、黄色のセーターのような格好だった。彼女は、急ぐように杖をつついて、こっちに向かってきた。「あの…雨夜君は、はやいですね。私も集合時間よりも早く着いているので私もはやいですけど。待ちましたか?大丈夫でしたか?」
「いや大丈夫だよ。僕も早く来すぎただけだし。今さっき来たばっかりだよ。」
にしても、すごい人いるな。と思った。僕らは、電話に乗り、3駅先が、最寄り駅の友近さんのお家に向かった。今日は何故か混んでおり、ぎゅうぎゅう詰めになっていた。僕らは、無事に駅に着いた後、友近さんの名刺に書いた電話番号に、電話をして駅に着いたことを教えたら、車で迎えてくれることになった。車で迎った先の家は、物凄くでかく、晴日さんの家の何倍もでかかった。友近さんが、僕らを、迎えに上がってくれた。友近さんの娘さんで、僕らと同級生で、同じクラスの友近生仔さんは、友達の家に避難していると聞いた。確かに彼女は騒がしいからな。
夕飯は、お寿司だった。仕事関係の人や、鑑定士など、僕らの様な人を招き入れて食事をする時は、お寿司が絶対だそうだ。僕は、寿司ネタの中だったら、たまごが好きだ。晴日さんはどうなんだろう。と見てると、晴日さんはさすがの洞察力なのか、僕の方を見て 「そうですね。私は小鰭が好きですよ雨夜君。」と答えてくれた。
夕飯が終わり、お風呂にはいり、怪盗を捕まえる作戦を考えているうちにもう、11時になっていた。まだ絵画は残っており、無事だった。僕は、引き続き警戒を続け、晴日さんは下の床をずっとなにかを考えているように睨みつけていた。
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