第12話

魔物が責めて来た。


これは逃げるチャンス・・・だが、


同時に国を滅ぼした仇でもある。


・・・いやいや、同情したのは確かだけど、仇を討とうなんて思ってない。


つか、どうして


「何してるんだよ。お姉様」


俺の首輪を解こうとしている。


「アンタを逃がそうと思って」


「はぁ??俺を逃す??どうしてそんなことをするんだよ」


「もう、あんなことはしたくない。アンタを殺すようなことをもうしたくないの」


「・・・いやいや、いいから逃げろよ。」


つか魔力は感じる。強い気配と沢山の数だ。


なのに、逃げる所が、春と夏、義妹に関しては戦う用意すら始めて居る。


「逃げろよ、国でさえ勝てなかったんだから」


義妹「逃げない!!」


「逃げろって、流石に死ぬぞ」


俺は別に復讐はしたかったけど、殺すまではしたくなかった。だから、俺はいいからこんな時は逃げればいいのに、

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