第11話
過去編
家での俺に人権はなかった。
食べる物はペットの残しで、綺麗に掃除しないと魔法が叩き込まれる。
たまにお母さんが庇ってくれるが、それは父親が居る前では、
母親としても可能な限り義娘から嫌われてたくないのだろう。
___
そんな、ある日
俺は商人が持ってきた、ある本を見つけた。その商人は可哀想な俺に同情して、本をくれた。俺にとっては初めてプレゼントで唯一の娯楽だった。何度も見返した。そして・・・当然バレて、燃やされた。
悔しくて悲しかったが、俺には反抗することも出来なかった。
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