第3話 異世界へ
気が付くと僕は木陰で横たわっていた。
ここが神様の言っていた森か・・・
まずは神様の言っていたスキルを確認する。
うーん、わからない。
確か神様はバッグにマニュアル入れるといっていたな。
このバッグか、バッグをあけてみると底のない真っ暗の空間となっていた。
「まぁ神様がくれたものだし安全だとは思うけど・・・」
少し躊躇したが、思い切って闇の中に手を突っ込んだ
その中は少しひんやりとしていて心地よかった。
マニュアルを探していたことを一瞬忘れかけていただ、
どんな形だろうかと考えた瞬間
手に何か吸い付いてきた、その物体をつかみ引っこ抜くと
【マニュアル】と書いてある本だった。
とても親切なマニュアルだ、
しかもその内容は本瞬間頭に流れ込んできた。
このマニュアルで分かったことは、
まず、マニュアルは知りたい情報だけを知ることが出来、知りたい情報を
考えながら開くと自動で情報が頭の中に入ってくる。
そして、今回知りたかったスキルについて、
これは、個人にしか見る事の出来ないステータスボードで確認することが出来る。
このステータスボードは「ステータス オープン」と口にすると確認できる。
早速確認をしてみることにした
「ステータス オープン」
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近達 郁夫 Lv.1 神の使い
HP:100
MP:100
SP:100
スキル
〇 時空魔法 Lv.1
〇 系統魔法適正 Lv.1
〇 錬金術 Lv.1
-----------------------------
「おぉ なんかすごいな、全部レベル1だけど
ひとまず試すのはは魔法かな、魔物もいるって言ってたし」
襲われたらいきなり死んでしまうかもしれない。
せっかく異世界に来たのにそれは避けたい。
よし、マニュアルで魔法に関しての情報を調べてみる。
魔法の知識が頭の中に流れ込んでくる。
なるほど・・・
詠唱ね・・・ちょっと恥ずかしいけど
まずは左手を前に突き出し
「ファイア」と唱える。
マッチ1本分くらいの火が出て30cmほど前に落ちた。
そして地面に落ちた瞬間に消えた。
「しょぼ 」
思わず苦笑いと声に出してしまった。
まぁレベル1だしこんなものかな。
その後も一通りの魔法を試してみた。
水・雷・風・草・毒・土・草・氷
それと聖と闇これはあまり効果がわからなかった。
レベルが低いと効果が出にくいのかもしれない。
最後に身体強化の魔法を使ってみる。
なんだか体が軽くなった気がする。
試しにジャンプをしてみる。
ぴょん!
瞬時に目線が近くにあった木の枝が広がる部分まで移動した。
飛びすぎたと思い、着地の時に足が痛くなる覚悟をしたが、
普段のジャンプをした時の衝撃とさほど変わらなかった。
「身体強化すげぇ」
普段とのギャップがわかりやすいせいか一番感動した。
その余韻に浸っていると
リンゴーン
鐘の音が聞こえた。
気になりステータスを見てみると
系統魔法適正 Lv.2へと変わっていた。
試しに比較のしやすい「ファイア」を唱えてみる。
先ほどのマッチサイズの火は握りこぶし程の大きさとなり
5mほどの所まで飛んだ火は地面に落ちても5分ほど燃え続けた。
身体強化は怖いのでもう少し広いところで試してみよう・・・
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