沙里ちゃんを救え! 琴未とミリカのタッグバトル!
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(
(私を救えるのは
(でも……例え
何故?
(エンジェルロッドを使っても、魔王は浄化できない。それはさっきも見たよね?)
ああ。
(私の予測だと、
だったらどうすればいい!?
(ねえ、もし……魔王を浄化できない時は、その時は私もろとも消滅させてほしいの)
消滅!? そんなこと……出来るわけがない!
(魔王がこれ以上暴れると、本当に世界が終わってしまうわ。だからその前に……ね?)
「ダメだ
急に目を見開き、俺は天井を見つめていた。もう、夢の内容も思い出せない。
衝撃的だったような気もすれば、何てこと無い夢だったような気もする。
だけど、
目覚めたのは、夢の中の
とにかく、俺はベッドで寝ていたようだ。
「くっ……痛ったあ……」
ベッドから起き上がろうとすると、体の節々が悲鳴を上げる。
確か、
意識を失う最後の方は記憶が曖昧になってしまっている。
俺はそれほど強く殴られたのだろうか。
「う、動くだけで骨が軋んでるような気がする……!」
体だけでなく頭もズキズキと痺れるように痛く、俺は頭を抑えながらベッドから降りて立ち上がった。
ここは
部屋に長い間いるせいか、最初の時のようなほのかに香っていたポプリの匂いはしない。
そして、もう隠す必要がないのか姿見は再び日の目を見ていた。
そっか。コバルダンから完全に開放されたってことなんだな。
良かった。まずは
でも、まだ救わなきゃいけない子が二人いる。それを救うまでは、俺の戦いは終わらない。
……それにしても、こんなに体が傷んでいるのは
「今まで……
最後に着ていたパジャマのままの服装の俺は、傷の状態みるために上着のボタンを一つずつ外していく。
そして露わになる
「……くそっ。
この体の傷もそうだが、最大なのは
アイツのことだ。それを知ってどんな行動を取るかも分からない。
……だが、この状況になってしまったことは事実であり、変えられない。
正直に話し、できれば
「よし、そうとなれば――」
目的が決まれば行動は早い。
目的に向かって突っ走り始めた俺は、いつしか傷の痛みなど忘れてしまっていた。
俺は
パジャマのままで外出するわけにもいかないし、このキャミソールとデニムジャケット、そしてデニムスカートの方が動きやすいからな。
本来なら、次の日に着るはずだった衣服だ。これを着て学校へと向かうはずだったが、今は別の場所へと行こうとする。
崩れかかっていたポニーテールも結び直した俺は勢い良く
しかし、その奥には
「あ、
「
「ごめん
「待って
「でも、
「……
悲しそうな表情をする
彼女は俺に抱きついてきた。
「えっ……き、
「
「な、ならないよ! だから安心して!」
「私……
「
「だから
「ありがと、
「
「私にしかできないことがあるの。それは多分、
「…………」
俺は努めて笑顔で
だから
「ありがとう
「
「多分、そこに
「うん……
「分かった。その情報だけでも嬉しいよ、
「……何もできないのに厚かましいかもしれない。けど言わせて。……頑張って
「もちろんだよ!
俺は
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