第5話 京都(第一回)

 今回は、短い時間ではあったが、京都へ旅行をしてきた。この旅は初の泊りがけの旅行である。今回は、宿泊先としてカプセルホテルを予約した。ずいぶんと前から、カプセルホテルに泊まってみたかったのだ。

 今回、カプセルホテルに泊まった感想は、意外と快適というものだ。そのカプセルホテルには、宿泊者専用の共用スペースがあり、ゲストハウスとカプセルホテルが一体化したようなホテルで、伸び伸びと過ごすことができた。宿泊者はやはり外国人が多く、英語で会話が飛び交う中、過ごすのも面白かった。


 京都旅行では、以前から気になっていた一乗寺の恵文社を訪れた。京都の北の方にある本屋で、作り込まれた雰囲気と、併設する雑貨屋が有名な場所である。ずっと前から気になっていたが、ようやく訪れることができた。実際に行った感想は、可愛らしい本屋さんという感じで、まぁ、二回は行かなくてもいいか、と思う場所だった。ただ、本は好きなので、昨日は本を一冊立ち読みしていった。若者のエッセイを読んだのだが、印象に残る文を書こうとしている姿勢が印象に残った。文を書く者として、格好いい文章を書きたい気持ちはよくわかるが、やはり、格好いい文章を書くのは難しいものなのだなと思った。文豪と呼ばれる人たちは、才能があったのだろうか。それとも物凄い努力家なのだろうか。


 今回の、旅行記のタイトルに(第一回)と書いてあるのは、心残りがあるからだ。実は、夜ご飯にびっくりドンキーを考えていたのだが、予想以上に人が多く、入れなかったのだ。何故、どこにでもあるびっくりドンキーを選んだのかというと、一度も行ったことがないからだ。昨今、地震が多く起こり、いつ何時何が起こるか分からない世の中で、気になることは出来るだけしておきたいと思い、ちょっとしたことだが、行ったことのないびっくりドンキーへ行きたかったのだ。


 加えて、電車代をケチって、とても長い距離歩いたので、お尻の筋肉を傷めて、今回の旅行で訪れたかった、伏見稲荷大社へ行けなかった。やはり、出すところは出すべきだと悟った。


 今回は、恵文社とカプセルホテルに泊まれたので、まぁよいとする。次回、ホテルに泊まるときは、ビジネスホテルにグレードアップするつもりだ。

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ふらっと 日浦 杏 @sky0725

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