第2話 奈良① 三輪

 記念すべき、初ひとり旅の行先は「奈良県」である。

①居住地から近く、日帰りで行けること

②それなりに観光客がいる、かつ、混みすぎていないこと

③観光地へ公共交通機関で行けること

以上の三点を満たす場所として、奈良県を選んだ。


 自身は朝から行動するのが好きな為、朝から三輪に向かった。目的地は「千寿亭」という三輪そうめんが有名な料亭だ。三輪そうめんは、日本三大そうめんの一つで、そうめんなのにコシがあって美味しい。奈良県のグルメを調べるまで、知らなかったのだが、日本には三大そうめんがあるそうだ。他の二つは播州と小豆島にあるそうで、小豆島のそうめんは生そうめんらしい。一体どんなそうめんなのか。いつか巡り合えたら嬉しい。


 千寿亭は11時から開店するのだが、開店前から行列ができると聞いていたため、開店30分前から並びに行った。流石にそんな早くから待っている客はおらず、自身が一番乗りだった。だが、その5分後くらいに、1台の車が入ってきた。その後も客は増えていき、開店前には行列ができていた。早めに行動して正解であった。


 店に入り、「三輪そうめんと天ぷらのセット」を頼んだ。料理が運ばれてきたので、写真を撮っていると隣のカップルが「映えだね」と言っていた。その通り、後程Instagramに投稿した。見た目も美しいのだが、そうめんは聞いていた通り、コシがあって美味しかった。うどん以外の食べ物にコシがあるとは思っていなかった。そうめんの上にはオレンジや野菜が乗っていて、それも美味しかった。天ぷらは「そうめんのてんぷら」があり、とても美味しかった。揚げても茹でても美味しかった。


 三輪そうめんを頂き、奈良市へ移動するために徒歩でふらふら歩いていた。すると、目の前に古墳が見えてきたので、入ることにした。だが、入り口が全く分からず、札に「宮内庁管理」と書かれていて、変な所から入って怒られたら嫌なので、入るのはやめにした。その後、電車で奈良市まで移動した。

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