第3話 世界史というもの
「お前の話おもんないねん」
そう言われることは重々承知している
ぶっちゃけ自分が面白い人間(=他人から興味を持ってもらえる人間)だと思ったことはこの何十年間一度もない
ある訳ない
チラシの裏に書いておけばいいようなことをダラダラとこうしてフルオープンにする
それでもまあ、読みたいと思う奇特な人が世の中にはいるのかもしれない
いたらいいなあ
いてほしいなあ
誰か読んで;;;;;;
というのが心情である
それはさておき。
遠い遠い記憶を遡って、青春真っただ中を思い返す
みなさんは学校が好きでしたか?
学校の勉強は好きでしたか?
好きでも嫌いでもOK イヤな記憶は忘れ、良いものがあったらほっこりして、それも忘れよう
学校、って特殊な環境だと大人になってから特に思う
同年齢±2の範囲で同世代が大量に一つの空間で学び、過ごし、時間をともにする
たかだか1年生まれが早いだけで偉そうに「先輩」風を吹かす
(今はそうじゃないのかな?)
気質が体育会系の部活に居たこともあって、私の高校時代、先輩の言うことは「絶対」であった
まあ、それもさておき。
そんな学校生活
思い返せばテストと休みが交互にやってくる、なんとも1年が予定通りに過ぎていく環境だった
あたりまえだ、学校行事は年間予定で決められている
そうでなければ教師が困る
今となっては1年の予定など、4月は新卒に手間取られて忙しく、5月はGW進行で忙しく、6月は株主総会だの事業報告だの、そうやって毎月毎月追い立てられるものになって初めて、
あ~~~~~~~~~~高校って暇だったんだああああああああああああ
と、思い知った
いやまあ、その時その時はいつも「今」が忙しいんだけどね
で、高校と言えば授業だ
好きな科目、嫌いな科目、色々ありますね?
文系が得意、理系が得意、色々ありますね?
私は文系だけど、理科系は好きだが数学はあんまり、国語は好きだが英語は大嫌い、日本史はそこそこだが世界史はサッパリと、まあバラバラだった
化学や生物学は興味があり、古代史にも興味があったから、年代的に古い期間の地質学なんかは興味を持つが、電気力学方面はサッパリ興味が湧かないし
日本のことはある程度想像がつくから聞いても「へぇ~」と思うが、世界史は関わりもなければ経験もないから聞いてもサッパリだった
つまるところ、自分がちょっとでも経験したこと、現地に行ったことがあること、これまでに見聞きしたことがある事柄について知るのはとても楽しい訳だ
そんな訳で高校時代には接点がないせいで、ちっとも興味を持てなかった「世界史」であるが、大人になってから見直すと(テストがないことも含めて)案外興味深いものだ
授業と違って、解説動画は楽しく見れるよう工夫がされているし、写真や地図などの資料も多い
そうやってあれやこれやと世界史の動画を見ていると、大変ユニークな視点な解説があった
同様の視点から書籍としてまとめられたものも複数存在するのだが、それが「疫病から見る世界史」という視点である
古代から現代まで、人類は常に疫病と戦ってきたと言って良い
これまで人類が完勝したと宣言できるのは天然痘だけという、戦いの歴史どころか惨敗の歴史な訳だが…
感染症というものの流行は、人類の移動距離の変化に伴って爆発的にそのエリアを広げていく
学校の授業ではヨーロッパ圏、アラブ・アフリカ圏、ロシア圏、中国やモンゴルといったアジア圏、そして北米、南米と、エリアごとに時系列で学ぶことが多かった世界史だが、感染症という視点をひとつ加えるだけで、それが交易路を介しての「人の流れ」という人類史になるのだ
シルクロードは豊かな交易ばかりがスポットライトを浴びるが、同時に恐ろしい感染症を相互に広めあった
私の想像力と興味のなさで、これまで点がバラバラに位置していただけの世界というピースが、物事の要因と結果という線で次々に繋がれていく
大人になって初めて、世界史って面白いんだな
と、思った訳だ
特に広告を貼る訳ではないので、面白そうだなと思ったらちらっと覗いてみるのも良いかもしれない
10の「感染症」からよむ世界史
(日経ビジネス人文庫/監修:脇村孝平 編集:造事務所)
※アマゾンにてkindle版あり
感染症から見た世界史①~⑤
(ニコニコ動画/僧兵さん作成)
感染症の視点ではないが、世界史全般、面白い解説動画を多数あげている、
五回目は正直【ゆっくり解説】(youtube)
もオススメ
世界史好きには物足りないかもしれないが、その昔、世界史なんて全然面白くなくて興味が持てなかったや…なんて人は、一度見てみることを勧める
歴史上の人物がほんのちょっと身近に感じられるかもしれない
2024.4.29 なごみ游
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます