ch.11 White night
夜の時刻であるのに真昼のような明るさの中、少年のように見える吸血鬼は私を見て親しげに微笑んだ。
夜闇のような細く長い髪をリボンで後ろに緩く束ね、少年の姿に似つかわしいショートパンツを履いている。そしてその容姿の中でも一際目を引いたのは、頭上に乗せられた小さな王冠だった。
「ギルベルトが話していた子は君だね。黒と紫の髪に、ふふ、目つきが悪いお嬢さん」
まるで遠く年の離れた若者に対するかのように話される。もしかしたらこの吸血鬼は見た目通りの年齢ではないのかもしれない。私よりもずっと長く年月を経ているのだろう。
それに、これは完全になんとなくで思ったことだが雰囲気が、私を見る目が、悪魔様と似ていた。
というか、あいつこの少年吸血鬼に私をそう説明したのか。確かに目つきは生まれつき悪いが、あいつだって似たようなものだろうが。
「上位の怪異である吸血鬼が、私になんの用件でしょう」
「さっきも言ったけれど、俺の話を聞いて欲しいだけなんだよ」
知らず知らずに敬語になってしまう。なんだろう。この少年、いや吸血鬼から感じとる貫禄らしきものは。件の月色の吸血鬼だって王であるから当然の如く威圧感は感じたが、ここまでの落ち着いて老練した雰囲気は持ち合わせていなかったように感じる。
「話とは……」
「ギルベルトのことだよ」
やはり、というか、当然だった。先ほどからこの吸血鬼はあいつの名前を出している。怪異と人間、そして固有の名を持つ怪異と怪異の間で名を名乗る時は、名を持つその人物自体が名乗らなければ存在を気取られることはない。他人から教えられただけでは、名は呼べてもその名の人物に害を与えることはできない。逆に自ら名を渡してしまえば、出来る者であれば簡単に呪うことも縛ることもできてしまうが。だから、そもそも怪異も人間も互いに名を名乗ることは嫌がる傾向にある。
しかも存在も稀有な最上位の怪異であるあいつの名を知っているとならば、この少年の姿をした吸血鬼も単なる怪異ではないのかもしれない。それに私と出会ってすぐ、ロザリオと自ら私に名乗っていた。私に名を知られても問題ないほど強大であるということだろうか。
しかし、ロザリオ。この名には聞き覚えがある。確か、ヴェレーアが前に何か話していたような。
「君にね、ギルベルトに会ってあげて欲しいんだ」
思考が飛んでしまったが、そう言えば会話の途中だった。
いや、待て。今なんと言ったか。
「あの子、今すごく具合が悪くて。この時期は毎年そうなのだけれどね。今回は何故かいつもより辛そうで。まあ、なんとなく察しはつくけれど。それで、君がいるならぜひギルベルトに会ってあげてほしいんだ」
ダメかな、と可愛らしく首を傾げる少年のような吸血鬼。
あいつに私が会うかどうかの前に、あいつをあの子と呼んだことに今戦慄している。やはり、あいつよりもずっと経年した吸血鬼なのだろう。
「どうして」
「ん?」
「どうして、私にあいつに会って欲しいんですか」
あいつに会うことは構わないが、そもそも中途半端な喧嘩の文句を言うためにこちらから会おうとしていたし。会わせてくれるのであれば、渡りに船とも言える。
しかし、この吸血鬼の意図がわからない。私とあいつを合わせてどうしようというのだ。そもそもあいつとこの吸血鬼の関係性がわからない。
「きっと君に会えたなら、あの子は喜ぶよ。あの子が抱える辛さも和らぐだろう」
「……私とあいつは関係ないでしょう。どうしてそんなことが言えるのです」
「どうしてだろうね」
ふふ、と優しげに笑いかけられる。思わずその笑みから目を逸らす。
あいつに会うこと自体は良いけど、良いのだけれど。そんなことを言われてしまうと、返ってあいつの顔を見づらくなってしまう。
「……わかりました。私もあいつに用がありますし」
「良かった、ありがとう」
良い子だね、と少年の身長で私の頭を撫でられる。つい、悪魔様に頭を撫でられたことを思い出した。
「あの」
「何かな」
「貴方とあいつってどういった関係なんですか」
「ああ、言ってなかったね。ギルベルトは俺の教え子というかなんというか。……後継かな」
「後継?」
「そう、王様の後継」
ならば、この少年の姿でありながら円熟した精神を持つ吸血鬼は。
「俺はギルベルトの先代の、吸血鬼の王だよ」
思いがけず、最上位クラスの怪異とまたしても出会ってしまった。
♦︎
「あいつは今、どうしているんですか」
「ギルベルトは今頃、自分の城でぐったりしてるだろうね。この季節は仕方ないけれど」
そう言って、夜でありながらも真昼のように明るい外を見る老吸血鬼。
現在、この地域は白夜であった。白夜とは夜であっても太陽が沈みきることがなく真昼のように明るい状態が一月ほど続く季節。つまりは月が見えず、夜が来ないのだ。
ちょうど、あいつが来なくなった頃辺りから白夜は始まっていた。どうやら、私のところにあいつが来なくなったのは、私があいつの機嫌を損ねたと言うよりかはその白夜のせいで体調が優れないから来られなくなったのだという。
「あの子は月に良くも悪くも左右されすぎる。真昼でも白夜であっても月はあるけれど、月光の恩恵は受けられないからね。極夜や満月の時は機嫌もいいんだよ。ただ白夜の新月が今夜でね。きっと辛いだろう」
「そういう貴方は平気そうですね」
吸血鬼、というより怪異自体が太陽を嫌う。だから白夜の時期は怪異はめっきりいなくなり影を潜めるというのに、この老吸血鬼は真昼の如く明るい外を私の家目指し悠々と歩いていた。
「俺はもう真っ当な吸血鬼ではないからね。あの子と色々あって、吸血鬼としての力はもうほぼないよ。だから、日光だってなんてことはなくなってしまったんだよ」
そう楽しげに何かを思い出すかのように語る吸血鬼に半ば先導されるかのように、自宅へと辿り着く。
とりあえず私の家に連れて行ってくれと言われてここまで来たが、そこからあいつにどう会いに行くのだろうか。私はてっきり、この吸血鬼があいつの元へと連れて行ってくれるものだと思っていたのだけれど。
あいつの時と同じく、どうぞと家に招き入れる。
「俺がいうのも可笑しいのだけれど、何でもかんでも家に簡単に招いてはいけないよ。怪異であれ、人間であれ」
「……いつもはちゃんとしていますよ。貴方が知っている方に似ていたので」
「俺と似ている?」
「あ……悪魔様に」
やはりこの老吸血鬼、佇まいが悪魔様のような老練なおじいちゃんと感じるからか、なんだか色々と素直に話してしまう。この吸血鬼の言う通りよくないかもしれない。
「悪魔様。ああ、そうか。君はあいつに会ったのか。ふふ、確かに歳は近いかもね」
懐かしい名を聞いたと、笑っているが悪魔様は確か1000歳ほどだと言っていた気がする。知り合いでもあるようだし、本当にただの吸血鬼ではなかった。
この老吸血鬼が全盛期であった先代の王の時代がどういうもので、何をしていたかなんて私は知らないけれど。
いや、今はそれよりも。
「どうやってあいつに会うのですか」
「そうだね、そこをまずちゃんと説明するね」
そして、ここに大きな鏡はあるかいと尋ねられる。当然ある。脱衣所と寝室に一つづつ。1番大きいのは寝室の立ち鏡だろう。
そういうと、そこに案内するよう頼まれる。言われるがまま寝室へと向かった。
「うん。これだね」
「何がですか」
寝室の立ち鏡を見るなり老吸血鬼は、ふむふむと頷いていた。一体何に納得したのか。
「君はギルベルトがどうやって移動しているか、知っているかい?」
「いえ……」
気づいたらそこにいる。そして気づかないうちにいなくなる。それがあいつだった。確かにあいつはどうやって、自身の城とやらと私の家を行き来していたのか。
「怪異には瞬間的に自身を移動させることができるものとできないものがいる。大抵の怪異はできない。上位と君たちが呼ぶものであっても。だけど、あの子はそれができる」
「どうやって」
「鏡だよ」
鏡。先ほどから見ているこの立ち鏡がなんだって言うのだろうか。
「ギルベルトは鏡のある所ならば、その場所へ鏡を通して移動することができる」
「え、なら」
「普段はこの鏡から君の家に来ていたのだろうね」
知らなかった。というか、そう言うことは本人の口から早く言って欲しかった。私が鏡を使っている時に鉢合わせたらどうするつもりだったんだ。脱衣所の鏡でないことがせめてもか。いや、やっぱり言うべき文句が増えた気がする。
「あの子は自身の影を能力として使う。鏡に映ったものはそのもの自身の虚像、影とも言えるからね。だから鏡の中もあの子の領域なんだよ。まあ、その気になれば影の中を移動できるから鏡を介さなくても長距離の移動は瞬時に可能だけれど、鏡の方が楽なのだろうね」
「……そうですか」
「ふふ、なんだか怒ってるね」
「怒ってません」
「許してあげて、君との関わりにあの子は細心の注意を払っているんだよ。これでも」
「というか、吸血鬼って鏡に映らないはずでは」
「俺はもうちゃんとした吸血鬼ではないから写り込んでしまうし、ギルベルトなんかはその辺りは自由だよ。気分じゃないかな」
そう言って老吸血鬼は立ち鏡に手を当てそのまま腕を押し込んだ。ずぐり、とそのまま腕が鏡の中に飲み込まれていく。
「何、これ」
「さあ、行こうか。あの子が作った道ならば俺が使っても許してくれるだろう」
知らない間に自宅の鏡が魔改造されていることに驚きつつも、その分の文句も含めてあの月の鬼に言うために差し出された冷たい手を取った。
♦︎
「ここが、ギルベルトの居城。ハイデンライシュタイン城だよ」
鏡に飲み込まれたかと思ったら、目に映ったのはゴシック調の伽藍堂の部屋だった。振り返ると、あいつの背丈をゆうに超えた巨大なアンティークの鏡が置いてあった。どうやらそこから出てきたらしい。つまりはこの鏡と私の寝室の鏡がつながっていると言うことなのだけれど。
部屋の中は重くカーテンが垂れ込め、白夜だと言うのに薄暗くいつも通りの夜であるかのように感じた。
老吸血鬼の後ろをついて鏡の部屋を出ると、扉の前で桃色のツインテールにそれよりも濃いマゼンタ色の目を持って、メイド服に身を包んだ少女が待っていた。
「ただいま。連れてきたよ。この子はハイデンライシュタイン城。挨拶しておくといい」
「……城?メイドではなく?」
「メイドみたいなこともしてくれるけれど、この子自体がこの城。この城がこの子の本体。そうだね、シルキー、城化物って知っているかな」
シルキーは知っている。屋敷妖精ともいう。家主に代わり家事を担い家を守り、人に寄り添う怪異だと。そこの住人の姿を模倣して言葉は発しないが人間の姿に擬態し、住民の世話を焼く。しかしそれが城規模のものは初めて見た。
「こんばんは。私は……」
ここまで行って黙り込む。私はなんだ。ここまで何として何しにきた。あいつに一言文句を言いたかっただけなのに随分と大ごとになってしまったものだ。
少々言い淀んでいる私に向かって、少女は両手で抱えるほどの大きなカードをどこからともなく取り出した。そこには印字されたような文字が書いてあった。
『ようこそおいでくださいました。お客人様。ここで何かございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。我が主人は自室にてお休みになられています』
「そう……ありがとう」
声を発しない代わりに、意思疎通はそのカードに書かれた文字でやりとりするようだった。なんとなしにギンカを思い出したが、この城化物はあの子とは違い、全くの無表情だった。人間の姿を模しているだけなのだから、当たり前と言えば当たり前だが。
どうやらここでは私は客人として扱ってもらえるそうだ。
身の振り方を確認したところで老吸血鬼が私の背を押した。
「さあ、行っておいで。ハイデンライシュタイン城。この子をギルベルトの所へ案内してあげて。俺はさっきの客間にいるから」
『承知いたしました』
「ちょっと、待って」
「ギルベルトも待ってるよ。まあ、君が来ることは教えてないけれど」
どうかあの子をよろしくね、オルドレットとそれだけ言い残して老吸血鬼は廊下の奥へと消えて行った。
今、私の名前を呼んだか。あいつが教えたのだろうか。驚いた。一体あいつ、どこまであの老吸血鬼に私のことを話しているのだろうか。
しかし、心構えも何もできていないのに取り残され、どうしようかと思案していると不意に腕を軽く叩かれる。
『我が主の元へご案内いたします。どうぞ、こちらへ』
どうやらもう行くしかないらしい。まだ言うべき文句の内容も思いついていないが、そのまま私を先導する城化物についていった。
「あの、」
あいつのことを聞こうとして、まずこの子をなんと呼べばいいのだろう。個体名があるのに城化物?シルキー?それともあの老吸血鬼のようにハイデンライシュタイン城?それは長すぎる。
「……ハイデン?」
『
「……あいつは、今どうしているの」
『白夜の頃から体調を崩されておいでです。今夜はその中でも新月に当たるので、今宵が最も苦しんでいらっしゃるかもしれません』
「私が行ったって、何にもならないと思うけれど」
『そのようなことは決して、ございません』
思ったよりも確信に満ちた否定に驚く。この子といい、あの老吸血鬼といい、一体あいつについて何を知っているんだ。
『オルドレット様、まずは我が主にお会いになってくださいませ。それが城主にお仕えする
いつのまにか辿り着いていた一際大きな両扉の前に立つ。
さて、あいつに会ってなんと言おう。
ハイデンが後ろで見守る中、とりあえずノックをする。が、返事も何もない。部屋の中から音も全く聞こえない。これは本当にこのまま入っていいのだろうか。
ちらりとハイデンを見ると先ほどよりも無表情ながら、なんとなく顔が青ざめて震えているようにも見える。
「ハイデン?どうかした?」
『いえ、
やけに怯えて見えるハイデンのことが気になるが、言われるがままに扉を開け中へと歩をすすめた。
♦︎
ここまでの廊下もそうだったが、この部屋も白夜なのにまるで夜のように薄暗い。重たいカーテンで光を全て遮っているようだった。ここは通常の昼間でも、城主のために夜を保っているのだろう。
あいつの自室はゴシック調の調度品が品よく並べられ、天井からは薄いヴェールが幾重にも垂れ込めていた。
先ほどハイデンから渡されたランプを持って部屋の奥へと進む。ランプと言ったって灯りは最小限に抑えられており、私としては心許ない。せめて月光があればと吸血鬼のようなことを思ってしまう。
部屋の最奥。キングサイズよりも大きいのではと思わんばかりの天蓋のベッドの中央にに横たわる影があった。
近くに寄って灯りを翳せば、月色の長い髪が見えた。身動き一つもしないので、とりあえず顔を見ようとランプを持ったまま近づく。
が、突然強く腕を掴まれる。
突然のことに声を出すのも忘れ驚いていると、ベッドの中から不機嫌そうな声が聞こえた。
「……ロザリオ、今の俺にそれを当てる気か」
「それは、悪かったわね」
謝罪を声に出すと、途端に腕の拘束が緩む。ランプをベッドサイドのテーブルに置き、ようやく拝めた吸血鬼の顔を見る。
その顔は面白いほど、困惑しているのが見てとれた。
それと同時にただでさえ青白い肌が、さらに色をなくしているのがわかる。
いつもハーフアップにしていた髪は結われずベッドに散り、シャツは前を閉めておらず何度も寝返りを打ったのかどこかはだけていた。
「……どうして、君が」
「呼ばれたのよ、お前の先代に」
そういうと掴んだ腕を離し、苦々しい顔でベッドに沈み込む吸血鬼。
なんだかしてやったようで、愉快な気分になる。文句を言わずとも、こいつのこの反応が見れただけでも私としては十分だった。
気分が良くなり、つい口を滑らせる。
「お前が具合が悪いと聞かされてきたのよ。看病でもしてやろうか」
私もお前にしてもらったしと、今までの礼も込めて顔を覗き込む。
実際、本当に体調は芳しくないようだった。呼吸は乱れ、起き上がる気力もなさそうだった。
吸血鬼はしばらく眉間に皺を寄せて私をを見ていたが、不意に何か意を決したようにこちらへ腕を伸ばした。
「なら、君に触れることを許して」
「触れるって」
「ここに来て、」
一緒に眠って。
思いもよらなかった要求に思わず固まる。看病って言ったって添い寝ではないだろう。
「猫の時は散々一緒に眠ったのに、この姿ではダメなの?」
それを言われるとこちらは何も言えなくなる。猫の時のこいつに散々好き放題させてもらった自覚は十分にある。枕にしたり、抱きしめて寝たり、無理矢理抱っこしたり、前足や尻尾を掴んで遊んでみたり。
「お願い。君に触れたい」
今まで人型の状態でこいつが私に触れることはまずなかった。浴室から助けてもらった時がイレギュラーだ。だいたい一緒にいる時は猫の姿で、その時だって嫌がる時以外はあいつから私に何かすることはなかった。
それが全て、私を慮ってのことだなんてとっくにわかってる。何故か私の中身を知っていて、私との接触に細心の注意を払ってもらってることなんて、あの老吸血鬼に言われるまでもなく知っている。こいつがあの母親を囲んでいた男たちと違うことなんて明らかだ。
今まで何度も助けてもらっていながらまともに礼も言えなかった。なら、少しくらいこの恐ろしくも月のように美しい吸血鬼に報いたかった。
「……わかった。いいわ。許してあげる」
私がベッドに近づくなりするりと腕を取られ、そのまま抱きしめられる。隣で並んで寝るのかと思っていただけに、これには流石に驚く。
「待って、」
「ごめんね、許して。このまま良い子にして」
まるで抱き枕のように抱え込まれ、吸血鬼に密着して身動きが取れなくなる。そのままあやすかのように髪を梳かれる。
当然ながら、吸血鬼の腕の中は人間ならば感じるはずの体温はなく冷たくて、それについ安堵して徐々に体の緊張が解けていく。他人の腕の中なんて不快なだけのはずなのに。
吸血鬼は冷たい夜風の香りがした。
だんだんと髪を梳く手の動きがゆっくりになる。
「ねえ」
手が完全に止まった頃に声をかけてみたが、帰ってきたのは耳を澄まさないと聞こえないほどにとても静かで微かな寝息だった。こっそりと胸元の肌に耳を当てても心音は聞こえず、それにまた安堵する。
嫌悪も憎悪も不快感も感じない。
静寂が部屋を満たし、私の嫌なものも温度もない腕の中。
時刻を考えれば今は真夜中をとうにすぎた頃。だんだんと重くなる瞼をそのままに、微睡の中へと落ちていった。
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