いつか若さをなくしても、心だけは決して変わらない

非常に美しい物語。
乾の感謝が心に響き、読後感が温かく感じる。
どんな時代や状況であっても、心だけはなくさず生きなくてはならない。

乾は、友情の素晴らしさに気づいただろう。
乾の無事を知って、主人公は涙し、その姿を見て妻も優しさを持つ。
幸せでいることで、いつか訪ねて来るかもしれない。
そんなことを思わせてくれる手紙だった。

作品に、溜息がこぼれてしまう。