第2-19話 精霊ちゃん育成ダンジョンオフ会
【精霊ちゃん育成】黒猫ハーバリウムpart182【ダンジョンオフ会】
:名無しのリスナー
今日は【炎麗黒猫・精霊ちゃん育成ダンジョンオフ会】お疲れさまでしたー
:名無しのリスナー
お疲れっしたー
:名無しのリスナー
まさか300人も集まるとは
:名無しのリスナー
レイドパーティー募集しても300人は集まらないだろ
:名無しのリスナー
黒猫視聴者の団結力よ
:名無しのリスナー
池袋ダンジョンの冒険者達も驚いてたな
:名無しのリスナー
黒猫ハーバリウムグッズを纏った精鋭たちの行進だったからなw
:名無しのリスナー
気合入ってた人なんかローブに【俺は肉壁】の刺繍入れてた人いたぞ
:名無しのリスナー
遭遇した冒険者「【炎麗黒猫】やべぇ……」
:名無しのリスナー
ヤバい事は否定しない
:名無しのリスナー
300人も集まれば黒猫ちゃん達とマスターの聖地・池袋36層まで行けるもんなんだな
:名無しのリスナー
まあ流石にクランから精霊スキル持ちの高ランク冒険者の人が5,6人派遣されて立ち会ってくれたからだけど
:名無しのリスナー
まあ300人の階層攻略おもろかったわ
:名無しのリスナー
途中、人数が多すぎてボス部屋が閉まらないっていうw
:名無しのリスナー
ボス部屋さん「ちょw待ってwそんなに入らないからw」
:名無しのリスナー
あれって実は大発見だったのでは?
:名無しのリスナー
ダンジョン有識者もそれは知らなかったらしい
:名無しのリスナー
SNSに動画アップした人いてちょっとバズったみたい
:名無しのリスナー
ミノタウロスの出現階層27層でのBBQ大会も良かったわ
:名無しのリスナー
BBQとかリア充の象徴で縁ないと思ってたけど黒猫リスナーの皆でやったBBQ楽しかったわ
:名無しのリスナー
俺も俺も
:名無しのリスナー
【
:名無しのリスナー
結局黒猫ちゃんたちの話をしてる時が一番盛り上がったなw
:名無しのリスナー
ホント彼女達の為なら頑張れるって感じるわ
:名無しのリスナー
しかも最後にクランマスター御登場のサプライズまであるとは
:名無しのリスナー
炎の猫、生で見れたな
:名無しのリスナー
マスター、俺らの精霊育成力にちょっと驚いてなかった?
:名無しのリスナー
そりゃ毎日掲示板でどうすればいいのか情報出し合ってたからな
:名無しのリスナー
精霊ちゃんを女の子だと思って接しろって言われてたら美少女育成シミュレーションゲーム感覚だったな
:名無しのリスナー
マスターが【その
:名無しのリスナー
奇遇だな俺もだ
:名無しのリスナー
皆で隊列組んで織田信長?明智光秀?の鉄砲隊の真似もしたよな
:名無しのリスナー
あれの練習した時は俺らももしかしたらクランの戦力になれるかもと思ったわ
:名無しのリスナー
ただの視聴者を戦力にするマスターすげえわ
:名無しのリスナー
またオフ会やろうぜ!!
:名無しのリスナー
いいね!
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東京都内某所――。
既に日が暮れ、昏くなった夏の夜道を歩く男がひとり。
担いでるバッグの中には【肉壁】と書かれたTシャツも。
「いやー。普通の高ランク冒険者って結構儲かりますなぁ。今日も魔物素材換金で結構潤ってしまった」
社畜時代とは雲泥の差となる報酬に思わず笑みが零れてしまう男は今の自宅となるオートロックマンションへと辿り着く。
「今日も赤スパ投げちゃおー!駆け出しの
『――画面の先の相手に金銭を差し出す感覚、ワタシには分からないわ』
契約している
「画面の先にも人が生きてて人が生きるにはお金も必要なんだよ」
『――まあ好きにすればいいわ。あらお客さんよ』
「お客?」
気分上々だったはずの男は硬直する。
社畜時代のワンルームとは異なるマンションの前で誰かを待っている人物がいた。
――見覚えのある美女。だが初めて会った時とは印象がかなり違った。
「……こんばんは」
「どうして桂城さんが此処に?」
「炎さんに個人的にお願いしたい事があり、誠に勝手ながら足を運ばせていただきました」
炎の仮面冒険者は彼女の言葉を警戒した。
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