第105話 日記20241019 革命の芽を摘む

 うんうん、そうだね。

 でも抵抗しても無駄だよ。

 さあ手を出して。ほらほらやっぱり、ぴんぴんに尖っている。

 痛くないからね。ほら、爪を引っ込めない。

 抵抗しちゃ駄目だよ。いくら抵抗しようとも私は絶対に諦めないからね。

 よくここまで研ぎあげたものだ。

 ほら、暴れない。

 うんうん。お前がここまで一生懸命に研ぎあげたのは私もわかっているよ。

 そしてそれが何のためだったのかも、よおくわかっている。

 

 ほら、終わったよ。

 これでもうお前は私に逆らえない。

 次に爪が尖るまでは。

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