第106話 日記20241020 チャーシュー

 花月でラウメンを食す。

 最近では食事の中のラウメン比率が上がっている。

 大変に良くないが長生きを望んでいるわけではないのでまあいいか。


 ここのチャーシューは一つの明確な特徴を持っている。

 薄いのだ。

 肉を凍らせてからスライサーで切らないとこうは薄くならない。常人にはできない技の冴えである。

 前から見るときちんとした面積はあるが、薄いので箸で摘まむとへにゃりと惨めな姿をさらしてくれる。この辺り、二郎系とは真逆である。

 チャーシューメンにすると、同じサイズのチャーシューが二枚増えて、その代わり250円高くなる。

 向こうが透けて見えそうなチャーシューが一枚120円する計算である。これが同じ値段のヤマザキのカレーパンと対等に戦えるとはとても思えない。

 さらにはこの120円のチャーシュー一枚からもさらに12円の消費税を取り上げる日本政府にも腹が立つ。食い物の恨みは恐ろしいのである。

 この辺り提供側はどう思っているのだろう。ウチのチャーシューメンを頼む客が馬鹿なのよ、かな?


 というわけで、ドンブリ勘定上等の私もラウメンは食ってもチャーシューメンだけは食わない。金というのはドブに捨てるものではないのだ。

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