第62話 ユルく創作論(恋愛)

 拙作『女戦士、放浪の薬師を拾う』

https://kakuyomu.jp/works/16817330667581631065


 この話の中で、イリヤの父上と義母は恋愛結婚をしています。父上の方は再婚ですが。

 実は、かなり大胆な人たちだったりしませんかね。



 拙作ファンタジー物では「12世紀頃の欧州」をイメージしてると前に書きました。

 新フロイト派と言われる心理学者のエーリッヒ・フロム氏は「恋愛の概念が確立したのは近代」なんて意味のことを言ってたような?

 でも。

 英仏百年戦争のエドワード黒太子は、バツイチ女性を周囲の反対を押し切って妃にしたそうですから「概念」がなかったわけじゃないはずです。一般的じゃなかっただけで。


 とは言え、家同士とか一族の同盟関係とか利害関係が優先で、当事者はずっとドライに捉えていたんじゃないでしょうか、と思えます。

 感情がドロドロしちゃうのは設定ともズレてしまいそうなので、イリヤとマグナオーンは、打算と腐れ縁的な関係で進むのかな。

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