第63話 エコエコアザラク

 この作品はTV版や映画版が沢山あって、その度にイメージが違う作品になってますよね。個人的には佐伯日菜子演の『エコエコアザラク』が一番印象に残ってます。

 原作の方は古賀新一先生の代表作ですが……コミックで一気読みしたら、主人公・黒井ミサのキャラクターの変化に付いていけなくなりました。



 原作だと黒井ミサは中学生の設定でした。第2話で転校生として紹介されるときに、男子からは「すごい美人!」と感激される一方で、女子からは「暗そう」と嫌われる。学校では「美人だけど、何考えてるかわからない」と男女とも他の生徒から距離を取られる感じ。

 ……だったはずなのに、中盤くらいには「おはよー」と元気に挨拶しながら登校してきて「美人で明るくて人気がある」生徒になってます。

 中盤以降はギャグ的な要素が増えてしまい、ホラー漫画っぽくなくなります。



 個人的には『ファイブスター物語』同様に、最初の数巻しか「いいな」と思えませんでした。

 でも、佐伯日菜子演のTV版『エコエコアザラク』はギャグ要素のある回も上手に演出されてました。役者さんの力は偉大ですね。

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