第56話 仮面ライダーBlack Sun
この世界で怪人とされる存在って、手術で「石」を体内に埋め込まれた人間。これだと異世界ファンタジーでよくある設定な気がする。
原作の『仮面ライダーBlack』が1987年で、その時点で「太陽の石」と「月の石」を体内に埋め込まれる物語だから、当然、石ノ森章太郎先生のアイデアの方が先。
ああ言う怪人の壮絶なパワーの源って何だろう?って言うのが気になって仕方ないんですよね。少なくとも炭水化物を消化して得られるエネルギーでは全然足りないはず。すると、体内に埋め込んだ「石」でしょうか?
『魔石を、人間の体内に埋め込んでモンスターを造り出す』
モンスターが、人間としての人格を失わずに生き続けるから、普通の人間との間にメンタリティの壁ができて、闘争が起きる。
一方の、モンスターの人外のパワーは「魔石」が源ってことで、魔石の質や大きさでモンスターに序列ができて階級社会。
質の良い魔石を埋め込まれた者が特権階級=上級魔族ですね。
最初に視聴した時には、イデオロギー的なものが気になって「もういいや」と思ったんですが……時間が経って設定だけに注目すると「実は面白そう」って思い直しました。
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