第40話 ユルく創作論(わたしと妾)

 拙作『盾の乙女、異形に魅入られる~射干玉綺譚~』の準ヒロイン?であるノアールさんの一人称は「わたし」としてます。

 けれど、第20話でだけ「実はわたし……《略》……神の使徒でもあるんです!」と一人称で「わたし」にしました。


 妾と言う字には「女性がへりくだって使う一人称」の意味があります。


 ラゲルナさんを主役として立てるために、ノアールさんが一歩引いて「わたし」と言ってる設定ですね。

 しかし第20話のあの台詞は、直前に「魔物」呼ばわりされたことにカチンときて、ラゲルナさん相手に「神の使徒です!」とマウンティングしてるシーンですね。マウンティングしてるんだから、へりくだりません。だから、ここだけは「わたし」にしました。

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