第24話 花郁悠紀子
第23話は、山岸凉子の『天人唐草』でした。
山岸凉子先生の名前を見ると、実は先生の短編で『蓮の糸』を真っ先に思い出してしまう。先生や身近な方の不思議体験を集めた話。
山岸凉子先生が締め切りに追われて睡魔に襲われて限界、仕方なく仕事場で仮眠を取ろうとすると、少し前に亡くなったK先生がドアを開けて入ってきたんだとか。
「山岸さん。わたしのお家、溶けちゃったから今日は泊めてね」
その場では恐くて声が出なかったそうですが・・・。
後日知ったのは、K先生の妹さんが東京の仕事場を整理するのに上京していた、とのこと。H先生は、その話を聞いて
「何で、私の所に来なかったの?」
と寂しがられたとか。
この話でK=
花郁悠紀子先生の作品が好きになってしまったので、知人に勧めたんですよ。その時、先生の単行本数冊を知人に貸しました。
後日、知人と会ったときに「あの本、気に入ったから手元に残したい。同じ本を買って返すから」と二人で古本屋を巡る羽目になりました。
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