第18話 ネロ

 ローマ帝国の第5代皇帝・・・一般的には「暴君」の代名詞みたいですね。

 実は「ネロ」を主題に置いた評論も小説もあまりないんじゃないでしょうか?ほとんど母の「アグリッピーナ」を扱う作品が多い気がする。



 北のゲルマニアと抗争しながら、東のパルティアとの「ネロの50年の和平」を実現させました。

 ブリテン島の女王ブーディカの反乱も鎮圧した後に戦後処理を成功させてます。 自死させた哲学者セネカ、ブリテン島では悪代官よろしく私腹を肥やしてました。戦後処理での植民地経営を見直した時に悪代官に詰め腹切らせただけじゃないのかって気がします。



 イエスの使徒シモン・ペトロを、逆さ十字架にかけて処刑した・・・と言われてます。キリスト教徒への残酷な迫害とか。

 最初のローマ法王としてるシモン・ペトロが「ローマからばっくれました」と言う訳にいかないから「ネロに罪を着せてる」だけでは?

 だってキリスト教の関係文書しか、そんな記録見つかってないんだから。



 ネロは「母親殺し」があるから、暴君とされるのは仕方ないとは思います。でも、それ以外の暴虐なエピソードは後世の後付けだと思ってます。

 あくまで個人的な憶測です。だから石は投げないで下さいね。

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