本能寺の黒幕は秀吉説…根強いですよね。

これは普通に人を使った探りを入れてくるでしょうね、この時代なら当たり前ですが、たとえ同じ陣営にいても完全な味方などあり得ません、親兄弟で殺し合う時代ですし、秀吉から頼まれた人間は当たり障りのない仕事で、ドライブインには近付けさせないこと前提ですね。

秀吉は疑われているからこそ胸襟を開いているように見せてますが、自分の心の七割を見せて相手に信用させ、残り三割で出し抜くか騙すかやり込めるか、という本音の裏の部分を考えるタイプですね。

こういう時に効く返しは
「織田の大殿にもまだ広める許可を貰っていないものなので、あまり先んじて何もかもやり過ぎると大殿は勿論、他の方々からもあまりいい顔はされませぬよ？」
とか言って釘刺した方が良いでしょうね、誰よりも貪欲で冷酷で知的好奇心もあるのが今作の秀吉だと思いますので、尊の「旨味」が分かっている以上敵より警戒が必要でしょうね。

先日の感想の返信を頂きましたので、一つご提案をば。
もしお時間を作れるのなら、故・加藤廣氏の著作「信長の棺」、その続編「秀吉の枷」の二作を読まれることをお勧め致します。
かなり前の作品ではありますが、結構面白くて実写でスペシャルドラマにもなりました。

信長の遺体が本能寺から見つからなかった本当の理由、そして弑したのは本当に明智だったのか、信長が本当に眠るその場所とは…

という、非常にワクワクしながら読めて、戦国ミステリーを読んでいるかのような気持ちになれます。
今後本能寺まで描かれることを前提にお話を進めておられるのなら、お話作りの参考にご一読される事をおすすめします、ぶっちゃけそれ抜きでも面白いので純粋にお勧めしておきます。