第4話
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ご機嫌よう。
きゅうりとトマトらしき野菜? に追い詰められていた私です。あれから逃げようにも、ジリジリと囲まれた感じで逃げるに逃げられませんでした。なんでだよ!
これじゃあ、私の人生ここで終わっちゃう? まだまだやりたいこともたくさんあるのに! まだ何か、何かあるはず……っ!
私の数少ない持ち物で何か……っ!
『最近、縄跳びが子供に流行っているんだよ? 人気すぎて売り切れる前に買わないと!』
……。そういえば買ったな、縄跳び。
今思い出したけれども、文代ちゃーん! 私はあなたと同い年だよ。子供じゃないよ! 確かにまだ成人してない、未成年(子供)だけれどさ。そして、何も考えずに買ってしまった、私も私だけれど。
「とりあえず、縄跳びをしてみよう!」
文代ちゃんから、縄跳びの本を借りたことがあるんだよね! 色んな跳び方があって、面白かった。まさかあんなに種類があるとは……。想像していたよりも、奥深くて熟読したな。
その後すべての技を手に入れるべく、必死に練習をした思い出が……。文代ちゃん、鬼コーチだったなぁ。技に決めポーズと笑顔は、別にやらなくてよかったのでは?
『決めポーズの角度が甘い! 笑顔、笑顔を忘れているよ! さあ、もう一回始めから!!』
……。スパルタ鬼コーチだったな、うん。
そしてその後、私は縄跳びのプロと呼ばれるようになった。学校で音楽やリズムに合わせて縄跳びを飛んだりしなかった? 文代ちゃんの地獄のような特訓のおかげで、軽〜くすべての技を跳びましたね!
一時的にクラスの人気者になりました。
今思い出したけれども、わざわざ縄跳びを買いに行かなくても良かったんじゃ…?
いや、今必要だからいいのかな?
「とりあえず、異世界で初めて! 縄跳びを跳びます!!」
この後私はどうなるんでしょうね?
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