読書と感想について研究してみる

crazy’s7@体調不良により

1 こういったサイトでの壁

 仮に国語や現国などで常に満点を取っていて読むことに自信があったとしても、小説投稿サイトで読書をして深く読んで考えられるかと言えばそうではない。

 恐らく一番の壁は『素人が意味(明確なメッセージ)を持って小説を展開しているのか?』ということだと思う。


 分類が文学だったなら、『何かしらのメッセージ』を含んでいると想像することは出来る。しかし娯楽だったら、そこにメッセージはないかも知れないと思うだろう。

 娯楽の目的は『癒し、楽しみ』なので。


 作品からのメッセージを読み取ることが、一番感想を書きやすくする方法ではある。テーマがあって、それに対して作者がどんな答えを提示してくるのかに注目すれば良いのだから。

 そして自分はそのメッセージと伝え方について考えたらいいわけだから。


 では娯楽に関してはどうなのか? 

 感想を書くのは難しいのか?

 というと、そうでもない気はする。特に同じジャンルがたくさん書かれている場合は、方向性というものが決まっていて『どこにオリジナリティを持っているのか』に注目すればいいと思う。


 問題はその作品が明確なメッセージを持つものなのか、それとも娯楽として展開されているのか見分けることであり、その方法だと思う。

 その中でも見分けるのが難しいのは『娯楽は娯楽、メッセージを含むものは含む』という書き方をしていて、なおかつジャンルに左右されない人の作品なのではないだろうか。


 とは言え、小説を書こうとするには何らかの動機がある。

 書くことそのものの動機ではなく、『読者にどんな気持ちになって欲しい』と思って書くのか。

 それは『自分の好きをわかってくれる人がいいたらいいな』という個人的な理由から、『世界平和と少子化について考えて欲しい』というような理由と様々。

 結果前者は『この作品好き』という気持ちが芽生えるかもしれないし、後者は刺激を受けていままで興味のなかった『世界』に目を向けるようになるかもしれない。

 それが意図した結果かどうかはわからないけれど。

 となると、内容が一つの判断基準になるのではないだろうか?

 それでも一定の法則があるわけではないので、難しいところではある。

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