第27話 クエスト難易度と冒険者ランク
まぶたを開ける。
夢を
時計を見る。今日も、きっちり7時間睡眠である。
それは、この世界が地球と同じく、1日24時間で回っているからだろうか?
明るくなる時間と暗くなる時間にも、
つまり、
――と、睡眠のあれこれを考えながら、僕は
緑色の
現在のステータス
レベル:1
H P:4,320,100
攻撃力:4,320,010
魔 法:4,320,005
防御力:4,320,008
耐 性:4,320,001
俊敏性:4,320,005
スキル:
「…………」
自分で言うのもなんだが、人間の
なかなかに、反則級なスキルと
僕は、ここに来てはいけない人間だったのでは? と思えるほどの強さである。
「おはよう、ナオキくん――って、え……?」
そして、気づいた
もっとも、僕のステータス画面を
とりあえず、僕は朝の
「おはよう。シンシア」
「な、なななななな……」
そして、
もはや、お
僕の耳には、そこそこのダメージが
◇
「シンシアちゃんの
ギルドへ向かっている
シンシアは、質問に答えた。
「
――
何だろう? 中学校二年生の男子が
サラさんは、
「翼竜討伐……かなりの上級者向けのクエストになるけど、
「は、はい。ナオキくんもいますので」
「それなら安心だけど……でも、シンシアちゃんは知っているよね」
「は、はい。私はCランクの
「そうだね。まずは、ランクを上げるところから始めないとね」
「そ、それは
…………。
「あの、すみません」
「はい、何でしょう?」
「あの……クエストの挑戦権とか、冒険者のランクとかは、何なのでしょうか?」
「それは――」
異世界ラノベを読んできた僕には、何となくの想像はできるものの、一応説明をお願いした。
予想していたものと違う可能性も、普通にあるので。
「冒険者には、ランクという
「はい……」
「そして、クエストには難易度というものがあります。
「Aランク、ですか?」
「はい、二番目に高いランクです」
「す、すみません!
「いや、全然気にしなくても大丈夫だ。
「う、うん。そうだね。一緒に、上まで
「そうだな」
「……若いとは、
そうして僕とシンシアは、まずは低難易度のクエストから手をつけることとなった。
「…………」
やがて、僕たちはギルドへ
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