第28話 クエスト挑戦前
僕とシンシアは、
「
しかも、その採取対象の多数は、
「薬草は、いくらあっても
「へえ……」
……薬草。
まあ、
「モンスター
「スライムは、
「つまり、あれだな。僕たちは、採取クエストを
「そ、そうだね。ナオキくんは、どっちを希望する?」
「僕は……」
どうせ、異世界に来たしな――とか考える。
「スライム討伐クエストに一票だ」
「それなら、
どうやら、シンシアも
僕とシンシアは、クエスト挑戦の
あれは、何のチェックだったのだろうか?
おそらく、
僕は、受付嬢から一枚の紙を
手のひらサイズの、小さなクリーム色の
どうやらこれは、クエスト挑戦の
何だか、ゲームみたいだな、とか何となく思った。
僕とシンシアは、ギルドから
「とりあえず、スライム
「うん。ここから、
「じゃあ、
「そ、そうだね」
「シンシアは、
「う、うん。一応は」
「何か、夢とか見たか?」
「夢は、見たよ」
「どんな夢だ?」
「泣きたくなるほどの
「この話は、やめにしようか」
「ナオキくんは、優しくて助かるよ」
「…………」
悪夢、か。
せっかくの大事な睡眠なのに、大変だな。
「ナオキくんは、何か夢を見たの?」
「ああ、よく分からない夢は見たな」
「よく分からない夢……?」
「そうだ」
「それは、どんな内容の夢?」
「大量の
「うん」
「それに当たって、僕は死んで……」
「う、うん……?」
「そして目が
「な、ナオキくんも、そこそこの悪夢を見ていたんだね」
「……これは、悪夢ではなくないか?」
「し、死ぬのは、悪夢ではないかな?」
「死ぬくらい、夢の中では普通だと思うが」
「ナオキくんの悪夢の
よく分からないが、シンシアに
「ナオキくんは、その、睡眠が好きって聞いたけど……」
「そうだな。睡眠は大好きだ」
「サラさんが、言っていたよ。ナオキくんは、
「
「それと、最強のスリーパーとも」
「……それは、
しかし、
最強のスリーパー……。
名前だけ聞くと、
「どうしてナオキくんは、睡眠に
「それは、長くなるけど
「え……っ?」
僕は、言った。
「睡眠の
「こ、これは。
そこから目的地までは、僕の
シンシアは、ただただ返事を
「はい」「はい」――と。
そんなに
僕の睡眠教室に、一つの予約が
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