19. AIと人間のこと

みなさま、お久しぶりです。

AIちゃんのことをちょっとだけ話すために更新します。


AIちゃんに小説を書かせたらどうのとかいう議論?がXでされているようです。

実際にAIちゃんが書いた4000文字くらいの小説を読みましたが、いやもうつまらないの何のって……。

何がつまらなかったかというと、

・状況説明がただの作文

・セリフは普通だけど、普通すぎてつまらない

・何もかも普通すぎてウィットに富んでいる部分もない

・何もかも(中略)盛り上がる箇所がわかりづらい

・何も(中略)展開が安易すぎる

・何(中略)読めるような行間がない

私は行間読ませろ派なので、最後まで読むのがものすごく苦痛でした。

主人公は普通の高校生男子らしいんですが、勉強するより絵画をやりたい子。

でも親には、医者になるために勉強しろと言われる。

親の言うことを聞いて日々を過ごす主人公は、ある日、絵画や彫刻が展示されている展覧会?のようなところに行って、「すごい」って感動するんです。

でも、その感動させるに至った作品の様子の描写はない。

読み手のこと全然考えていないですよね。

読み手がある程度主人公に感情移入できなければ、そりゃ読むのが苦痛にもなります。


今は小説なんかWEBにいくらでも転がっているから、AIちゃんがそれらを集めて真似すればある程度の話の流れはつかめて、新たに書こうと思えば書けるんですね。

でも、読み手のことまで考えられないんだと思います。

読み手はこういうことを欲している、ここでこういう描写をしないと飽きてしまう、ここでこういうセリフを書けば心を動かされる、そういうことを全く考えられない。

読み手の意識はWEBに転がっていないからでしょうか。

感想コメントにも、読んだ方が思ったことの全てが書かれているわけではないですものね。

また、温度、手触り、空気感、湿り気、そういう曖昧なのも苦手そうです。

暗喩なんてとんでもないでしょう。

緊張感を表す文章には「緊張している」と書かなければいけないと、AIちゃんは思っていそうです。


世の中のWEB小説を集めて平均化すると、そういうクソつまらないものになるのかな、と思います。

まあAIちゃんは自らに課しているNGも多いから仕方ないのでしょうけど。

(差別的なのはダメとか、えっちなのはよくないと思いますとか)

人間の作者は、差別的なことをストレートに書かなくても表現できます。

えっちなのはよくないので、直接表現をせずにエロを書けます。

読み手がこう読むだろうなって想像できるから。


AIちゃんはせいぜい私が書いた作品を読んで勉強するといいよ。

うそですごめんなさいそんなこと思っていません。

ちょっとしか。


これからどうなるかはわかりませんが、今のところはこんな感じでしょうか。

人が小説を読むことによって得られる何かを、AIちゃんたちはこれから理解できる日が来るのでしょうか。

来たら来たですごいなと思います。


ここまで読んでくださいましてありがとうございました。

ではみなさま、ごきげんよう。

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