11.お題に沿ったミニストーリー

みなさまごきげんよう。祐里です。

今回は、スロ男(SSSS.SLOTMAN)さんから出されたお題に沿ったミニストーリーを書いてみましたよ。

出来が悪くても怒らないでくださいね……!


【MISSION:二人称で驚きの結末を書け】


 休みの日、買い物から帰ったあなたはいつものようにお気に入りのソファに座り、帰りを待っていたかわいい子を膝に乗せる。あなたが感じるのは、まず彼女の体温だ。それから、その肢体の柔らかさ。


「本当にきみは僕のことが好きだね」


 自信たっぷりな言葉に彼女は無言を貫くが、甘えたようにあなたの手に顔を触れさせた。あなたはもう片方の手を彼女の背中に這わせる。そうして首筋、耳の裏へと指を移動させると、彼女は少しだけ気持ちよさそうに身動みじろぎした。


「いつも待たせてごめんな。ああ、かわいい」


 あなたが窓の外を見ると、一羽のとんびが気持ちよさそうに飛んでいた。あなたは鳶をほんの数秒間目で追いかけ、そっぽを向きながらも耳をそばだてている彼女に告げる。


「野良のままだったら、ああいうのにやられちゃってたかもね……。うちに来てよかっただろう? な、かえで?」


 「んにゃぁ」という楓の甘えた声を聞いて、あなたは満足げに彼女の頭をなでた。


 ◇


初めて書きました、二人称。

がんばって書いてみましたよ!

こんな感じでOKでしょうか?

何かおかしなところがあったらご指摘ください……!

もし他にお題出したいという方がいらっしゃいましたら、できる限りがんばりたいと思いますので、遠慮なくどうぞ。

「どーせできねーだろ、やってみろよ(プゲラ」とかでもいいですよ!


二人称についてちょっとだけ感想を。

調べてみたところ、二人称と一口に言っても大きく分けて二種類あるのだとか。

(二人称について説明している有用なサイトは、あまり多くなかったです……そりゃそうだ、絶対数が少ないもん)

1.読み手を主人公に据える

2.登場人物が「きみ」「あなた」などと呼びかける

らしいです。

何それ……村上春樹(2を使っていました)でしか知らんわそんなの……

などと大変悩みましたが、2よりも1の方がやりやすそうなので、1の手法にしました。

2は、ストーリーがそれまで続いているという前提がないととんでもなく薄っぺらなものになりそうだったんですよ。

設定も何もかもしっかり作ってあって、ある程度ストーリーが続いていて、そこで視点変更の二人称、これだとかなり強い印象でおもしろくできると思います。

でも私が書くのはただのミニストーリーなのでw

ただねぇ、1は1でなかなか難しくて……いやまあ難しいのはわかっていましたが……。

読み手を主人公に据える=普遍的な設定・内容が無難ということになりますよね。

普遍的な設定・内容自体がおもしろくなさそうではありますけど……。

そこは作者の腕次第ってところ……ううう……。

しかも「驚きの結末」だって。

……私、がんばった方ですよね……?


最後になりましたが、飼い猫ちゃんを登場させることを快諾してくださった虹乃ノランさん、ありがとうございました!


さて次は……何にしましょう?

うさぎの話でもしましょうか。

今飼っているうさぎと、歴代うさぎ3匹について。


はぁい、続いちゃいま―す!

がんばりますよ―!

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