3.読書歴と村上春樹のこと

どうやら前回の私は、次は読書歴について書くと言っていたようですね。

ちっ、面倒n……げふん……


[2024年2月16日の近況ノートより抜粋]

読書歴を思い返してみました。

マンガもよく読んでましたが、小説では井上ひさし、筒井康隆、星新一、

新井素子、氷室冴子、村上春樹、江國香織、

山本文緒、吉本ばなな、湯本香樹実、山田詠美、

夏目漱石、芥川龍之介、伊藤左千夫、三島由紀夫あたり。

他に中国や日本の昔話、ギリシャ神話、ローマ神話、グリム童話、イソップ童話、

鶏卵を使った科学的な実験を綴っただけの本、

オーストラリアの動物の生態の本、

挙句の果てに祖父が買っていた「きょうの料理」やら百人一首やらまで。

2chのVIP板などでよくスレッドが立てられていたSSも大好きでした。

WEB小説も、最初は苦手だったBLにもだんだん慣れていって

今では何でもばっちこーい。節操ないですねー。

で、何が言いたいかというと、おもしろければ何でもいいよね、ということw

一応地雷はありますが、私の「おもしろい」のストライクゾーンって

まあまあ広めにできているみたいなんです。

[抜粋ここまで]


いやいや、面倒がってなんてないですよ。ええ、決して。


上記作家の中で一番読んでいるのは村上春樹です。

村上春樹との出会いは、高校1年生の現代文の授業が最初でした。

先生が村上春樹の『風の歌を聴け』の一節をプリントで配ったんです。

当時はまだ教科書に載っていない、ノルウェイの森も流行っていない、ただの芥川賞受賞を逃した作家だったんですよ。

ちなみに、いわゆる文壇というものが大嫌いだったようです。

私はプロ作家なんかではありませんが、まあ何となく気持ちはわかります。

その翌年にノルウェイの森が発刊されて大騒ぎになるわけですが。

あ、こんなこと書いたらよけいに年齢が詳しくバレてしまいますね。

何かもういいや。BBAですみません。

いくら学校の授業で使うとはいえ、勝手にコピーして生徒に配るなんて今ではアウトでしょうね、きっと。

当時はいろいろとゆるかったんです。

で、えーと、授業で使われたのは、『風の歌を聴け』の主人公『僕』の子供の頃の話。

あまりにも無口なので心配した両親に精神科医の元へと連れられてきます。

そこで、精神科医にこんな話をされます。

 ◇

昔、とても人の好い山羊がいました。

山羊は壊れた重い時計をふうふう言いながらいつも持ち歩いていました。

ある時そんな山羊に、うさぎが話しかけました。

うさぎ「何でいつも動かない時計をぶら下げているの? 重そうだし壊れてるよね? 役に立たないよね?」

山羊「そりゃ重いよ。でも、時計が重いことにも動かないことにも慣れちゃった」

そこでうさぎは、山羊に軽くてキラキラしたきれいな時計をプレゼントします。もちろん正確に動くものです。

山羊はとても喜んでそれを首にかけて、みんなに見せて回ります。

 ◇

お話はここで終わって、精神科医は『僕』に「きみが山羊、僕が兎、時計は君の心」という言葉を投げかけます。

これが印象に残って、授業で読んで数日経ってから本屋で『風の歌を聴け』を買いました。

それから彼の本は他のものも含めて何度も何度も読みました。

いくら読んでも行間を読ませてくれるいいヤツです。

あ、私はたまにテレビにも出ているようなハルキストではないですよ。

あんなに騒がないし、他の村上春樹ファンと交流しようだなんて思わないし、むしろ一人で愛好していたい派です。


読書歴だけだと何なので、好きな作家と作品について語りました。

語るだけならいくらでもできるんですけどね。他の作家についても。

でもまあこんな感じで、ゆるくいけばいいですよね!? ね!?


さ、次は何にしましょうかね。

自分のこと?

BBAなのに何かいつも深夜に起きてるよな、コイツ……と思った方、あなたは正しい。

午前2時半くらいに投稿したりしますしね。

ざっと書いておいた方がいいかもしれません。

じゃあ次は自分のことだ!

適当にがんばります!

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