第42話 は、速すぎる!
流石に攻略済みのところで配信を行うと思うので大丈夫だとは思うが。
「どうぞ乗ってください」
危急の時と言えば危急の時なのでバビロンをバイクに変形させると後ろの座席スペースに、七瀬生徒会長に乗るように促す。
「ここは校舎の中なんだが」
「事態は一刻を争います」
「君は全身全霊をかけているのに水を差してしまったな。乗らせてもらおう」
朝大丈夫だろと思って思わず言ってしまったがダメぽっかったので、急いで乗り必要があることを強調してゴリ押しするとなんとかいけた。
「じゃあ行きますよ」
──
俺の急げという意思が伝わったのか、バビロンがハリウッドばりのアクロバット走行で学園ダンジョンに到着した。
「着いたか。1分も経って居ないとはダンジョン外でのスキル使用だというのに凄まじいな。あれほど動いたというのに特に体に影響もない」
1分も経っていないという言葉にマジかと思い、スマホをみると本当に1分も経っていない。
一体どんだけの速さで移動してたというのか。
「先に進もう。そこまで奥には行ってないだろうから」
俺が速度のことについて考えていると、七海生徒会長がそう切り出した。
「急ぎましょうか」
中に入るとバビロンを巨大ロボットに戻してドローンピットを飛ばし、一層を調べる。
『ドローンを発見しました』
バビロンから報告があり、みると確かにドローンがいる空間が見えた。
「左の奥の部屋にドローンがあります」
そう伝えると七海生徒会長が消えた。
「早」
速さ一点特化とかそんなんだろうか。
とりあえず俺も早く行って合流するか。
目的の部屋に辿り着くと難しそうな顔をして七瀬生徒会長が地面に描かれた転移陣に似た紋様の魔法陣を睨んでいた。
「状況証拠だけだが生徒たちは転移罠にハマったようだ。会いに行くにはこの罠にわざとハマる必要ありそうだ」
───
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