第19話 俺でなければ見逃すレベルのワナを!
・ロボット君最前線に立てて草
・少年がロボット乗って最先鋒行くってガンダムやん
・現場にいる配信者ロボット君に注目し始めて草
・割と絶望的な状態の唯一の希望だからしゃあない
「俺もドローン飛ばすか。さっきみたいな不意打ち気味でモンスターと遭遇することもあるからな」
コメントを読み上げつつ飛んでいるドローンを見て、先ほどの巨大ゴブリンの襲撃でゴダゴダしてからまだドローンピットを出していないことに気づき、ドローンピットを飛ばす。
ドローンピットの数だけ視野が広がり、360°視界が確保できた。
『罠を検知』
新たな機能が開放されたのか、壁の一点がターゲティングされたのでドローンピットからビームを飛ばす。
「俺でなければ見逃すレベルのワナを見破りやがった!」
配信者の安全管理おじさんが感嘆の声を上げる。
ダンジョンでひたすら罠を解除し続け、いつも罠を見逃した若い攻略者や配信者に説教を垂れる人だ。
切り抜きしか見たことないが、罠を見抜く腕前は超一流だ。
その人に褒められているということはかなり精度が高いらしいこの新機能は。
装甲が硬いので罠に当たった時に一か八かダメージが入るか入らないか試すつもりだったがリスキーなことはしなくても良さそうだ。
『モンスター検知』
そんなことを考えていると洞穴の中にいるだろうモンスターが緑のグラフィクスで表示された。
中のモンスターの様子までクッキリだ。
ゲームとかであるスキャンみたいだな。
ここからマシンガンで蜂の巣にしてもいいがモンスターの姿を確認したいのでドローンを消しかける。
「ブーー!?」
中には二足歩行の豚──オークが二体いた。
一層の傾向を見るとおそらくここの層にいるモンスターはオークか。
用は済んだのでオークにドローンからビームを打つ。
「ブオオオオオオオオオン!!」
オークが絶命するのを確認すると奥の方からオークの大音声が響いた。
一体なんだと奥の方を見ると扉が開いて武装したオーク──オークウォーリアーが隊列を組んで現れた。
「なんだあれファランクスじゃねえか」
そう攻略隊の1人が悲鳴を上げると、後続のかオーク集団がまた扉から外に出てき始めた。
・オーク多すぎて草
・エルフとツガイになれなかった敗北者たちやろ
・ワイらやん
・危ない特に女性配信者が
「なんだあれは?」と思いドローンピットを飛ばすと扉の隙間から体全体からボコボコとオークを生じさせ、ほくそ笑む超巨大オークの姿が見えた。
「ゴブリンと比べて嫌味そうなやつだな。タワーディフェンスで削るのが狙いか?」
狙いに乗るのも癪なので、ドローンピットを超巨大オークの元に殺到させてビームを乱射させた。
───
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