第26話 居酒屋
「よっしゃ!帰って来れた!俺は編集しに行くから!またな!」
「おぅ、またな」
と直人は走って行く。
「お帰りなさいませ、ダンジョン産のもので買取があれば」
「魔石は全部だろ?」
「だな、皮とかはどうする?リズ使うか?」
「いいんですか?!使います!」
「なら皮は俺らがもらうぞ」
「インゴットも出ただろ?それもリズちゃんにやれよ」
「あぁ、そうだな」
「はい!」
聖剣グランはアキの腰にあるし魔剣ザリードは俺が持っている。
あと槍が二つ出てエリサちゃんとイライザが、長弓と短弓も出たし、双剣にハンマーも入れ替えた。
あとはリッチの腕輪は呼び出し可能のちょっとしたマジックリングだから別に売ってもいいし、と100階層もクリアしたら色々と魔道具なんかも出て来た。
いる物は取ってあるから、
「後、全部売るぞ?」
「おう!エリサは欲しい物は?」
「ないよ?」
「だそうだ」
「なら売りますね」
カゴを用意していた受付嬢はヘルプを召喚してみんな総出で仕分けしている。
俺たち8人は仕分けが終わるまでジュースを飲みながら待つことにした。
ジュースも飲み終わると本当に暇だな。
「あ、彼女のバッグはそれでいいのか?」
「おっ!そうだ!マジックバッグにしてくれるってさ」
「え!じゃあ、これじゃないやつでお願いします!」
「分かったよ」
「今度持っていきますね」
「あいよ」
「なぁ、終わったらどこか食いに行かないか?」
「お!いいね!どこにする?」
と全員で食い物を選んでいるとやはり居酒屋になって、貸切にしてしまおうと言うことになった!
「んじゃ電話してくるわ!」
「おうよろしくな!」
それからも長いこと待たされるのでロッカールームに行って着替えてくる。汗臭さなんかはクリーンを使ってるからないだろうしな。
「大変お待たせしております!幾つかまだ鑑定ができないものがありまして」
「なら俺が鑑定してあげますよ」
「か、鑑定もお持ちで?よ、よろしくお願いします」
と言って受付の中に入っていき鑑定して行く。リッチの腕輪なんかが鑑定できなかったようで使い方まで教え、鑑定して行く。
ようやく全部の鑑定が終わって今度は計算に入るが、オークション行きが多い。
結局ほとんどが魔石の売却額で、7億円になった。まぁ、俺とアキで折半の予定だったからその通りに分けてギルドカードに振り込んでもらった。
その時初めてギルドカードにそんな機能がついてることを知った。
「凄えカードだな」
「知らなかったのかよ?最初に受付でおしえてくれるだろ?」
「…聞いてなかった」
オークションの物もこのカードに折半で入るようにしてもらいようやくギルドから出ることができた。
と、途端にフラッシュが焚かれて質問攻めだがアキが上手い事喋っているので俺たちは車に戻る。
アキの車に彼女さんが乗ってアキを連れ出すと猛スピードで居酒屋まで走るのでついて行くのに一苦労だった。
「「「「「「「「乾杯」」」」」」」」
居酒屋はみんなを連れて来たかったからいい記念になるな!
「美味しい!」
「美味しいですね」
「肉がとろける!」
「…美味しい」
「おかわりです」
と異世界5人が食べるし飲むしで面白かった。
俺は日本酒に切り替えてちびちび飲んでると、アキがこっちにくる。
「飲んでるねぇ!」
「おう!そう言えばサイラスがお前によろしくって言ってたぞ?」
「えっ!マジか!サイラス何してるかな?」
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