第23話 異世界
テレビをつけるとあの雷と言う男が出ていた。
「すまん、この場を借りて謝りたい人がいます。見ているか分かりませんが1からやり直します!すいませんでした!」
と言って立ち去る場面がなん度も出て来てウザかったが、まぁ、俺はいいとして直人がどう思うかだな?
「もしもーし!」
「はい!聞こえますよー!」
とアーシェとリズが2人で電話して遊んでいる。まぁ、初めて買ってもらったらやるかもな?
「あ、あぁ、どうすっかな?」
「どうしました?」
「いや、ギルド長が困ってるんじゃないかなって思ってな」
「あ、あぁ、困ってるでしょうね」
「だよな、まぁ、明日仕入れて持っていってやるか」
別に金に困ってはいないが一応仁義として、もう来ないかもしれないと言うことを言っておかないといけないよな。
「よし、明日は色々買い出すから早く寝るんだぞ?」
「「「「「はい」」」」」
そして寝ていると夜伽に来たルメラが起こしてくる。そんな気分ではないが男としての俺がムクムクっと目を覚ましてしまった。
はぁ、寝不足だなぁ。
「買い物!かいもの!」
「うしっ!買い物行こう!」
「「「「「はい」」」」」
激安の殿堂でセット売りのを在庫まで出してもらい買うと化粧品で何がいいかを店員に聞く、リシェルをベースにしてもらい色々買って行く。酒もそれなりに買って、次はドラッグストアだな。
ここでもセット商品を在庫まで出してもらい買うとお菓子をねだってきたので買ってやる。
あと二、三件回って買いまくったのでこれで当分は待つだろう!
家に帰って時間は今くらいで日にちも同じくらいの異世界に繋げると扉を開けて宿屋の2階の踊り場だ。下に降りて行くと女将が出て来て。
「あんたら帰って来たのかい?」
「これお土産ね」
「あ!これ!ほしかったのよ!ありがとう!」
で6人部屋を借りて外に出るとやはり賑わっているな。
大通りの商業ギルドに入るなり、
「タカ様が来ました!!」
「た、タカ様!よくぞおいでくださいました!!」
大変だな、ギルド長も。
「待たせて悪かったね?今回は大量に仕入れて来たから」
「はい!ありがとうございます!」
「でも売り捌くのはよした方がいいよ?またいつになるかわからないしこっちでも似たものを作る努力をしてくださいね?」
「は、はい!」
で仕入れたものはあらかた売り、ギルド長もホクホクしている。
「あの次はいつ頃?」
「ん、だからわからないから言いに来たんですよ。もしかしたらもう来ないかもしれないんで」
「そ、そんな!」
「とりあえずシャンプーとコンディショナーの作り方はここにメモしてあるのでこれを参考に作ってみてください」
「は、はい!頑張って見ます!が、また必ず来てください!」
「分かりました」
しょうがないか、これ流行らせたのは俺だからな。
そして王城まで馬車を出してもらう。
「タカ!」
「よう!サイラス!元気か?」
「あぁ、アキは?」
「来てないぞ?」
「そうか、元気な顔が見れて嬉しいよ」
「あぁ!こっちも同じ気持ちだ」
「で?今日は?」
「王妃の御機嫌取りかな?」
「あぁ、最近シャンプーとコンディショナーが切れたから機嫌が悪かったんだ」
「どんだけ使ってるんだ!まぁ、女の髪の毛だから多いのか」
「そこら辺は知らんが、タカが来たなら安心だな」
「俺もいつまでもこっちにいないからな?」
「ハハッ!そうだな」
と言って一緒に王に会いに行く。
「おもてをあげよ」
「は!」
「いつもすまんな」
「いえ、ではこれは王に」
「ん?酒か、悪いな」
「いえ、では本命のこちらですね」
とシャンプー、コンディショナー、リップやファンデーションを取り出して説明はギルド長に任せる。
「よくやった!ほうびを取らせる!何か欲しいものはあるか?」
「…ありませんねぇ、なにか頂けるなら本などがいいです」
「わかった、宝物個にある本を見てみるがいい」
「ありがたき幸せ」
「よし、これでよいな」
「はい!」
王妃の判断だったらしい。
サイラスと2人で城の宝物庫に行き、扉を開けてもらう。本は3冊しかないな。古代魔法と歴史書と時空の書か、んじゃ古代魔法だな。
「すごいなぁ、剣や魔王城から押収したもので溢れている」
「ハハッ俺には何がいいものかわからんがな」
宝物庫を後にするとサイラスが外まで送ってくれた。
「じゃあ、アキにもよろしく言っといてくれ!」
「あぁ、お前も元気でな!」
「おう!それじゃ!」
と言って別れる。
宿屋に帰って6人部屋から日本に帰るとみんな日本が好きみたいで、
「帰ってきたぁー!」
「あっちもいいけどやはりこっちがいいですね!」
「…電波が届く」
「あはは!スマホのゲームができます」
「さて。今日は何を食べましょうか?」
「そうだな、ウーバーで鰻でも食べるか」
「鰻?初めての食べ物ですね!」
「やったー」
「…初めて、嬉しいわ」
初めての鰻は大満足だったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます