第2話
ガタンゴトン…ガダンゴトン…
電車に揺られる描写で使われるこのオノマトペは語り継がれるだけあって、正確性が高い…ガダンゴトン以外の擬音語が見当たらない。下北沢へ行く為の電車として乗車した唐木田行き急行電車に揺られ、そんな事を考えていた。日曜なだけあって電車の中は10代の若い男女から、誰と比較してのプライオリティとして優先席を独占しているか分からない子供2人を連れた金髪の母親が大きな声で携帯を子供なんて勝手に育つだろうというアフレコが聞こえそうな態度で触って、ネットサーフィンをしているといったところか。
そんな事を思いながら、目的地に着いた俺は、出口へと向かう為、エスカレーターを上がった。
そんな感じで待ち合わせ場所に着いた俺は、高校からの旧友を待っていた。5分後に奴はやってきた。「うっす。」特に愛想笑いもなく、予定時間から遅れた事に対する謝罪もなく、彼は颯爽と現れた。これが彼のスタンダードだ。「映画館どっち?」「あっちじゃない?」「おけおけ。」g.w何連休なの?4連休、1日出社して、6連休かな。まじか…世間的には羨ましいくらいのボーナス休暇だけどbut入らない?笑 絶対入る…発狂しそうだったもん笑 いつも通りだな…笑 いっその事狼になって月に向かって吠えそうだったわ…
やっぱり人間1人で思い悩んでると碌な事ないよね。友達と飲みに行って憂さ晴らしでもした方が良い
空虚な家 @tasakiboy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。空虚な家の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます