0.プロローグ -最初の一歩(下)-
◆
【自分:手札5・デッキ44 - 相手:手札5・デッキ32】
このターンで負ける未来が見える。一応、もしかしたらと想定して入れたカードもあるが今の手札にはない。ダメージで全落ち、なんて状況も大いにある。勝つためには生き延びた上で、対抗策のカードを引く事……勝ち筋がか細過ぎる。
セットアップフェイズが終わり、フラバー先生のキャストフェイズが始まる。
「トリックカード"魔法石の発見"をキャストです」
「……」
さて、どうするかなぁ……? 手札にあるのは対トリック妨害札の"魔法石の波動"、場のユニット1体のパワーを下げる"魔法石の攪乱"、破棄エリアの[魔法石]ユニットを蘇生させる"魔法石の賦活"……後の2枚はレベル0の[魔法石]ユニットだ。
フラバー先生の発見を波動で妨害するのは簡単だが、手札にルビーかラピスラズリを握っている可能性もある。と言うか意図的に妨害を吐かそうとしていると考えた方がいい。
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Lv.0 魔法石 灼熱のルビー
ユニット -オルフィズ・テレスライト教室・魔法石
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①[条件]このユニットが自分の場に登場した時
[効果]デッキの一番上からカードを5枚破棄し、破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱えてもよい。
②[条件]このユニットが触媒とされた時
[効果]装備-レベル2ユニット-と「装備ユニットがダメージを与えた時、そのダメージを倍として計算する」を持った状態で、自分の場に出してもよい。
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Lv.0 魔法石 荘厳のラピスラズリ
ユニット -オルフィズ・テレスライト教室・魔法石
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①[条件]このユニットが自分の場に登場した時
[効果]デッキの一番上からカードを5枚破棄し、破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱えてもよい。
②[条件]このユニットが触媒とされた時
[効果]装備-レベル2ユニット-と「装備ユニットがバトルする時、そのパワーを倍として計算する」を持った状態で、自分の場に出してもよい。
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◎-------------------------------------------------------◎
Lv.0 魔法石 生命のジェイド
ユニット -オルフィズ・テレスライト教室・魔法石
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①[条件]このユニットが自分の場に登場した時
[効果]デッキの一番上からカードを5枚破棄し、破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱えてもよい。
②[条件]このユニットが触媒とされた時
[効果]装備-レベル2ユニット-と「装備ユニットは不滅を持つ」を持った状態で、自分の場に出してもよい。
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0/0
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まずはコンボの初動札になるルビー、ラピスラズリ、ジェイド。この3枚は共通して、デッキから5枚破棄し、破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱える効果と、レベル1以上のユニットの触媒として使用された時に自らを装備ユニットとして扱い、場に出てくる効果を有している。つまりルビー・ラピスラズリ・ジェイドを場に揃えた上でレベル2ユニットを唱えて、触媒として使われたこれらは装備品ユニットとして、出てきたレベル2ユニットを強化するというコンセプトだ。
ただ、レベル2ユニットに必要な触媒は2体。3体もいらないと思うだろうが、ここで出てくるのがテレスライト教室デッキを脳筋に仕立て上げた新しいエースユニットだ。
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Lv.2 魔石砕きの巨人
ユニット -オルフィズ・テレスライト教室・巨人
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①触媒超過1(このカードを唱える触媒を追加で1つ増やしてもよい)
②[条件]触媒超過1を用いてこのカードを唱えた時
[効果]場のユニット全てを破棄してもよい。
③[条件]このユニットが自分の場に登場した時
[効果]場の裏側のカード全て破棄し、破棄した枚数の倍に等しい点数のダメージを相手に与えてもよい。
④[条件]このユニットが[魔法石]ユニットを3体以上装備している時
[効果]このユニットは連撃(このユニットはアタック宣言を2回行える)を持つ
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2800/6
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バカみたいだろ? 現代でも暴れ回ったどこに出しても恥ずかしくないイカレたカードだ。ルビー・ラピスラズリ・ジェイドをフル活用して出てきたこいつは、全体除去、バーン、連続攻撃を兼ね備えている。ファンデッキでも弱い部類だったテレスライト教室を、一気に大会環境のメタに食い込ませた実績は伊達ではない。何ならテレスライト教室とは全く関係ないデッキでも出張パーツとして使われているくらいだ。
現状だとジェイドが全て落ちて使えないとして。ルビー、ラピスラズリ、適当なユニットの3体で巨人をキャスト。ルビー・ラピスラズリが装備品として装備されるとして推定ダメージは、裏側カード7枚分……いや、全体除去を打たれると"スージュネルの巨像"は魔石化するから3枚プラスして、10枚分の20点バーンと、直接攻撃を受けての12点。デッキ枚数が44枚だから、そこから32点引いて、残り12枚。……いや、魔石化を持っている"魔法石の発見"をフラバー先生が唱えてるからダメージが2点増えて残り10枚。
現時点でもこれで、ルビー、ラピスラズリのデッキ破棄で魔石化カードが出てくる可能性もあるのに、それに加えて暴君の直撃を受ける事になるのか?
妨害を打つならもうこのタイミングしかありえない。が、何を打つか。候補は二つだ。波動で打ち消すか、それとも……いや、待て。先生の場に不滅を持った暴君が、いるなぁ……。暴君の攻撃を通せばデッキ枚数は残り5枚。ルビーとラピスラズリで魔石化のカードが3枚落ちた時点で僕の負けだ。それよりは……。
「発見に対応し、"魔法石の攪乱"を暴君へキャスト!」
「いいでしょう。通します」
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魔法石の攪乱
トリック -テレスライト教室
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①魔石化(このカードが破棄エリアに移動する時、代わりに裏側で自分の場に出す)
②[条件]自分の場に[魔法石]ユニットが存在している場合
[効果]次のセットアップフェイズ開始時まで、場のユニット1体のパワーを裏側のカードの数×500下げる
◎-------------------------------------------------------◎
魔石化でダメージが増えるが、暴君のパワーはこれで0になり、アタック宣言が行えなくなる。これで魔石化カードが4枚落ちなければまだ生き残れる。ダメージの許容量が少し増えただけだが、これが結構効いてくるのがこのゲームだ。
「"魔法石の発見"の効果処理。手札のエジリンを破棄し、デッキから"魔法石 灼熱のルビー"を出します」
ついに来た! 後はもう祈るしかない! ……いや、祈ってばっかりだな。
「ルビーの効果! 場に登場した時、自分のデッキを5枚破棄した後に破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱えます」
【相手:デッキ31(-5)→26】
破棄エリアに落ちた魔石化カードは1枚。だが案の定、ラピスラズリも落ちた。次で3枚落ちなければ、まだ生き残れる!
「破棄エリアから"魔法石 荘厳のラピスラズリ"をキャスト! ルビーと同様に、場に登場時に自分のデッキを5枚破棄した後に破棄エリアから[テレスライト教室]ユニットを唱えます」
【相手:デッキ26(-5)→21】
破棄エリアに落ちた魔石化カードは――2枚!! やった、次のターンが回ってくる!
あれ? でも何か忘れてるような……。
「破棄エリアから、"魔法石 探求のトパーズ"をキャストします」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁあああ!!!
完全に頭から抜けてたああぁぁぁ!! そうだよ、1ターン目に共鳴をデッキから引っ張ってきた後、波濤の触媒になって裏側で場に出て、暴君の魔石触媒の餌になってたじゃん! 負けたああぁぁ!!
ここ数年で一番の味わいを醸し出す敗北ムードを噛みしめていると、トパーズの効果で手札に引っ張ってくるトリックカードを選んでいるフラバー先生が苦笑しながら小さく言う。
「運がいいですねぇ、レンさん」
「……?」
「トパーズの効果で手札へ加えるトリックカードは、"魔法石の波動"です」
……? ……! せ、せせ、セエエエエェェェェェエエエエフッ!!
トリックカードへの打ち消し、という事は能動的に使えない! 魔石化カードの上乗せはこれ以上ないと考えていい、のか?
「では、本命のカードといきましょうか! ルビー、ラピスラズリ、トパーズの3体を触媒とし、"魔石砕きの巨人"をキャスト!」
様々な宝石が散りばめられた外套を纏い、身の丈以上の大斧を担いだ巨人が場に現れる。軽く10mは超えてないか、これ?
「このユニットは触媒超過1の効果により、触媒を追加で増やせます。そして、触媒を追加して唱えた時、場のユニット全てを破棄します」
場のユニットと言っているが、先生の場のユニットは不滅持ちの暴君のみで、「このカードを唱えた時」というタイミングではまだ巨人が場に出ていないからこっちも破棄を逃れられる。実質、こちらの場のユニットを一掃する効果だ。そして、"スージュネルの巨像"及びそのコピーとなっている"魔法オーロラの妖精"は魔石化を持っている。これで、お互いの場にある裏側のカードは全部で15枚となった。
「そして巨人が場に登場した時、全ての裏側カードを破棄してその数の倍のダメージを相手に与えます」
15の2倍で30点のダメージだ。巨人が大斧を無造作に振るい、場の魔石化したカードが全て砕かれ、その塊が僕を襲う。
【自分:デッキ44(-30)→14】
衝撃はくるものの、痛みはあまりない。テーマパークにある体感型のアトラクションみたいだ。結構楽しい。
とは言え、派手にバーンダメージを喰らったなぁ。現代でも多くて10点くらいだったぞ。……そのダメージの大半は僕の戦術と噛み合ってしまった結果だが。
「触媒となったルビー、ラピスラズリの効果で、この2体を装備ユニットとして場に出します! その後、この2体を巨人へ装備します」
これで、パワー5600の与ダメージ12の化け物が誕生した。ジェイドの不滅と、3体装備時の連撃が無いだけこれでもまだ弱い方だ。
「アタック宣言! "魔石砕きの巨人"で直接攻撃!」
【自分:デッキ14(-12)→2】
正直なところ、出来過ぎだなというのがある。妖精の他にもう1種類入れた[ファントムヴェール]ユニットがダメージとして落ちていない。そして残りのデッキ枚数は2枚。……丁度、そのカードを入れた枚数だ。と言うかボトムに固まってたのかよ! 通りで来ないと思ってたわ。
「暴君はパワー0でアタック宣言が行えませんので、セットアップフェイズに移行します」
【自分:手札5・デッキ1 - 相手:手札5・デッキ18】
カードをドローして確認する。相手の場にはもう[魔法石]ユニットがいないから、妨害はとんで来ない筈だ!
「手札から"魔法石 鮮烈のオパール"をキャスト! オパールが場に登場した時、手札かデッキから[テレスライト教室]ユニットを唱える!」
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Lv.0 魔法石 鮮烈のオパール
ユニット -オルフィズ・テレスライト教室・魔法石
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①[条件]このユニットが手札に加わった時
[効果]このユニットを自分の場に登場させてもよい。
②[条件1]このユニットが自分の場に登場した時
[条件2]自分の場の[魔法石]ユニットを最大2枚触媒とする
[効果]自分の手札・デッキから触媒としたユニットの数に等しいレベルの[テレスライト教室]ユニットを唱えてもよい。
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0/0
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「触媒とするのはオパール! そして手札から夢幻を持つカード、"霧鏡の大鴉"をキャスト!」
「……ほう」
霧状の鴉が場に出現する。そして、このカードこそが巨人に対抗できる唯一のカードだ。
◎-------------------------------------------------------◎
Lv.1 霧鏡の大鴉
ユニット -オルフィズ・ファントムヴェール・幻影
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①夢幻(このカードは全てのユニット特徴を持つ。このユニットはカード効果の対象になった時、破棄される)
②[効果]このユニットとのバトルで発生する与ダメージの対象は逆になる。
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3800/8
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レベル1のユニットらしからぬ驚異の戦闘力と、与ダメージの対象を逆にするデメリットを持つアタッカーだ。つまり、このカードでダメージを与えようとすればバトルに負ける必要がある。パワー3800というこのサイズでだ。パワー4000近いユニットとか滅多に出てこねえよ!
だが、実質パワー5600の巨人相手には問題なし!
「次に"魔法石の賦活"をキャスト。自分の破棄エリアから[魔法石]ユニットを1体選んで、自分の場に出します」
「……いやはや、これはどうしようもありませんねぇ」
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魔法石の賦活
トリック -テレスライト教室
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①魔石化(このカードが破棄エリアに移動する時、代わりに裏側で自分の場に出す)
②[条件]自分の場に[魔法石]ユニットが存在している場合
[効果]自分の破棄エリアから[魔法石]ユニットを1体選び、自分の場に出す
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発動条件として自分の場に[魔法石]ユニットが存在している必要があるが、夢幻を持つ大鴉がいるので問題ない。これで場に戻すのは――!
「破棄エリアから、"魔法オーロラの妖精"を"霧鏡の大鴉"のコピーとして場に出します」
これでバトルだ!
「アタック宣言! 大鴉のコピーとなっている妖精で"魔石砕きの巨人"を攻撃!」
「当然、パワーの劣る妖精がバトルに負けてダメージを受けますが……」
「大鴉の効果で、このユニットとのバトルで発生するダメージの対象が逆になります!」
【相手:デッキ18(-11)→7】
「これで最後! "霧鏡の大鴉"で"魔石砕きの巨人"を攻撃!」
【相手:デッキ7(-11)→0】
フラバー先生のデッキが底を尽きた。僕が勝利をもぎ取った瞬間である。
◆
「お見事、合格です。ようこそ、魔道師養成機関オルフィズへ」
「すごいわね。ほぼトライアルデッキのままで合格なんて、レンくんが初めてじゃないかしら?」
フラバー先生と、見学していたセレーネの言葉で自分がこの世界で初めて勝ったという実感がわいてくる。そして何よりオルフィズへの入学も決まり、しばらくはこの世界で生きていけそうだという希望が見えた。
だが、今のデッキのままではこの先の魔法決闘には付いて行けないだろう。どうにかして強化用のカードを手に入れる必要がある。
「あぁ、そうそう。こちら、レンさんが元々着ていた服になります。ただ、破れて血も付いているので……処分しておきましょうか?」
「服、ですか?」
そう言えば気が付いた時は既に制服を着ていたんだった。だが、破れて血がついているのはどういう事だろうか?
フラバー先生から渡された革袋の中に入っていたのは、間違いなく自分が現代で着ていたものだ。正確には、その残骸だが。
僕にはここへ来る直前の記憶がない。何かに巻き込まれたのだろうか。服の残骸を見ても特に何も思い出せない。
「服と言えば……確かデッキケースを持ってたっけ」
革袋の底を漁ると、指に堅い何かが当たる感触。持ち上げると、ズタズタにはなっているが、間違いなく自分の大会用に調整したデッキが入ったケースだ。
ケースの中を覗いてみると、無残にも変わり果てたカード達がそこに眠っていた。予想出来ていたとはいえ、デッキ強化のあてが一つ消えてしまったか。
「おや、それはカードですか? カードのみを持ち歩くとは中々めずらしいですね」
フラバー先生がそう言うと、懐から小さな琥珀を取り出した。それって、もしかして……と質問しようと口を開く前に、セレーネが言う。
「残滓のアンバー、ですか? もしかして常備されてます?」
「えぇ。魔法石は何かと便利でしてね。小さな欠片でも……ほら、この通り」
魔法石の一つ、残滓のアンバー。過去を保存するという琥珀の概念から魔法を発展させて、過去の情報を現在へ呼び出し修復を行う……だったか。
公式小説で少し語られていたが、やっぱり魔法はとんでもないな。破損して使えなくなっていたカードが元に戻り、僕の魔道書へと吸収されていく。
中を開くとリストの中に、僕が大会用に構築したデッキに採用していたカードが全て登録されていた。これで、この先も何とか戦っていけそうだ。
「ありがとうございます! フラバー先生」
「お礼には及びませんよ。ほんの少し、お手伝いさせて頂いただけですので」
フラバー先生のおかげで、オルフィズ内でも何とかなる目途がついた。とは言え、ここは魔法決闘の本場。決闘の実力が武力と直結する以上、強さを磨くモチベーションは現代のプレイヤー以上と言っていいだろう。
現代で通用するデッキでも、油断すれば喰われて終わる。ここからが本番だ。
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