人間になってしまったペンギン。
たしかに服や社会のルールは窮屈ですね。
いやーまさかソープランドへ行くなんて。ギャグシーンかと思いきや、重要なシーンでした。
そのあとも予想外な展開が多くて、ジェットコースターに乗った時のような満足感を味わいました。
作者からの返信
永若オソカさま
おいでいただきありがとうございます!
最初はカフカの「変身」みたいに「ペンギンになった人間の話」を書こうとしていたのですが、ひっくり返した方が面白いかな?と思って書いた作品です。
キャッチコピーにありますが、「自分が何者かわからなくなるようなぞわぞわする嫌な感じ」だけを醸し出したくてこうなりました。ペンギンSFアンソロジーという企画に出すにはふさわしくないと悩みつつも、末席に居させていただいています。「すこしふしだら」な「SF」としてでも面白がっていただければ、うれしいです。
カフカの『変身』の逆……というとまた違いますが、シリアスでどこか不気味な変身譚で、とても面白かったです。
作者からの返信
刻露清秀さま
お読みいただきありがとうございます……!
はい、まさにカフカの「変身」を意識して書いた話でした。あちらは人間が人ならざるものに変わりますが、その逆を想定して。
結果的にSFなのかはすごく怪しいのですが、足元が不確かになる不気味さが書けてればよかった、と思っているので嬉しいです。