第3話 ペド・エイリアン

依頼人の話は普通だった。

被害者は赤沢ミミ。年齢25歳。

自宅暮しで大学卒業後に新卒で中小企業の営業をして3年目。

趣味はカラオケ、ゲーム、SNSでゲーム関連のぼかしコスプレの投稿。

身長は153cm、体重は伏せる。スリサイズは不明。

本人に至って不審な点はない。

過去、現在も友好関係を持つ女性の話では生真面目な性格で、お節介過ぎる一面や、融通が効かないなどの一面など協調性に多少の難ありと見れる。

ストレスを発散するのにコスプレなどをしていたと解釈。

部屋での撮影が多いが野外で撮ったと思われる画像も何枚もある。

そこを特定された可能性も考慮。

犯人と思われる人物が聞き込みの結果、似た特徴を持つことから呼称をぺド・エイリアンと仮、名する?

「ここまで読んでいて疑問点が1つ。何故、ぺドとエイリアンを掛けたのか、 聞いても良いです?」

「ぺド野郎の嗜好が僕には理解出来ない宇宙人的な奴としてぺドエイリアンとした」

「はぁ……所長のネーミングセンスが欠片もないことはよく分かりましたっす」

度がない眼鏡を外して、胸の間に差すとため息1つ。

眼鏡モードの灯ちゃんは真面目化する。そして何故か語尾にっすが無い。

さてはキャラ作りしてるんじゃないかと僕は思ってる。


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